命の次に大切なパーツ
今日もライセンス講習がありました。
1月は主に怪我についての予防や骨・筋肉・靭帯などについて勉強しています。
今まで全く気にしていなかった靭帯や腱、骨の仕組みについては、思った以上に複雑でまるで精密機械のようです。
糸の様な細い靭帯でも重要な役割を果たしていたり、骨同士が擦れないようにクッションがあったり、アキレス腱などは何百キロの力にも耐えることができるなど人間の潜在ポテンシャルを垣間見ることができました。
特に膝は体重の9割近くある上半身を支え、更に飛んだり、方向転換など膝にかかる力も相当なはずです。
ダッシュしてストップや、方向転換、ジャンプして着地など、サッカー選手にとっていわば命の次に大切なパーツですよね。
しかしその割には小さいパーツで構成され、非常にデリケートな部分でもあります。
サッカー選手の怪我に多い、膝の前後を支える「特に前十字靱帯」は、急激な方向転換で膝がロックされたり外側からタックルを受けたりした時に起こり、衝撃によっては「内側靭帯」とともに切れやすく、更にクッションの役目を果たす「内側半月板」も破損する恐れがあるなど、特に気をつけなければいけない部分です。
注意していても試合中はどうしても起こりやすいので、ここはしっかりとウォーミングアップをして、膝の筋力を付けカバーするなど自己管理が大切ですね。
膝の怪我(内外側靭帯、十字靱帯、半月板損傷など)を理由に夢を諦めた、将来有望だったサッカー選手を何人も見てきました。
ヨーロッパはじめとするスライディングはレベルが上がることに、深く激しいのでプレーする際は十分気をつけてください!
講義の様子