レアルマドリッド復活か!?
スペインのスポーツ新聞マルカ、アスは7~8割近くがサッカーの話題で埋め尽くされます。
特に試合後のデータ分析はよくそんなところまでやるよなあ~というくらい細かくデータをとります。
話題となったのは、レアルマドリッドの監督がシュスターからフアンデに変わって臨んだ、チャンピオンズリーグ予選、対ゼニト戦。
フアンデとシュスター監督のシステムを比較したのが上の記事。
スターティングメンバーはGK以外はシュスター監督と同じメンバー。
ただ今回違ったのはシステムだけ。
シュスターは4-3-3のシステムで中盤を薄くして、ロッベン、ラウール、イグアインの攻めを厚くしたが、フアンデは4-4-2でロッベンを下げファンデルファールと巧みにポジションチェンジしながら攻守を支えます。
ポジション的に大きくいじったのはロッベンとグティで、他の選手はほぼ同じポジションでプレー。
しかし消化試合とはいえ試合は3-0と快勝。
最小限の修正で最大の結果をもたらしたこの采配を各紙は高く評価しました。
ロッベンのプレーの分析です。
赤い点が悪いプレーで、白が良いプレーです。波々の矢印が上がりで、丸に矢印がシュート、Gがゴールです。
こちらはラウールのプレー分析です。
ロッベンが右寄りに対し、ラウールは真ん中よりでプレーし、ロッベンとラウール3点のゴールのうち全て右方向からのゴールです。
ロッベンがシュスターの時は左寄りに対し、右サイドでプレーする時間が多くプレーの質が上がったと思われます。
さて、これで話題となるのが、今週バルセロナで行われる伝統の一戦「エル・クラシコ」。
昨シーズンはベルナベウのホームでバルセロナを迎えた時、既にレアルに優勝が決まっていました。
バルセロナはレアルのホームで「EL PASILLO」と呼ばれる屈辱的な行為をさせられたのです。
レアルホームでバルセロナ選手が「El Pasillo」をして選手を称える。
*右列手前 (エトーふてくされてます)
ホーム・アウェイで快進撃を続けるバルセロナに対し、不調続きで下降気味だったレアルがフアンデ就任によりどういう結果になるのか?
ファンが予想した結果、バルセロナが勝つが58%とやはり半数以上がバルサの勝を予想。
しかし42%がファンデ就任でレアルの勝もしくは引き分けを予想。
昨シーズンの屈辱を晴らすバルセロナに対し、再び蘇りつつあるレアル。
いったい今週のクラシコはどういう事件になるのか見ごたえあります。