ユースリーグの構成
スペインのユースリーグは1部、2部その下に地域リーグで構成されています。
1部リーグは全国を7グループに、2部リーグは17グループに別けてそれぞれ戦います。
各グループそれぞれ16チーム~18チームありますので、1部リーグは約120チームが存在します。
2部リーグは290チームも存在します。
さて、1部リーグはスペインの頂点のリーグですが、各グループで優勝して終わりではありません。
各グループの上位2チームが全国大会へと出場します。
国王杯などもありますが、要はこの全国大会こそスペインのナンバーワンを決める大会です。
14チームが各リーグ戦を戦い、決勝トーナメントへと行き優勝を決めます。
ホーム&アウェイで、まぐれという勝ち方がないので決勝に進んだクラブはそれこそ決勝にふさわしいクラブばかりです。
昨シーズンのベスト4が、セビージャ、ラージョバジェカーノ、エスパニョール、そして優勝したビジャレアルです。
いずれもプロリーグのトップチームは、中堅もしくはラージョバジェカーノのように、トップが2部Aということですから、名門と呼ばれるレアル、バルサの下部組織が決して強いとは限らないのです。
ユース1部リーグのクラブは村の小さなクラブなど、どこが優勝してもおかしくないくらいで、名門クラブに実力が偏ることはありません。
この均衡した力こそ、プロリーグを支える大きな土台なのかもしれないですね。