サンシオン~罰、監督取材第3弾 | スペイン・サッカー珍道中

サンシオン~罰、監督取材第3弾

先週フィジカルのテストも終わり、今日からサッカー協会が発行する教科書に沿っての勉強となります。

今日は先生も変わり、主に規律やスペインのスポーツ組織全般についてなど学びました。

特にスペインは試合中の審判に対する暴言や、選手同士の乱闘など多いので、それを取り締まる組織がしっかりしてると思いました。

ひょっとしたら日本でも同じ組織があるかと思いますが、スペインは裁判所のように第一審から~3審まであり、試合中の選手・監督などの罰則行為を審議し罰則の判決を下します。

先生が過去の選手や監督の反則行為の例を紹介してくれました。

その中に何処かで聞いた名前が出てきて、よく聞くと9年前に僕が所属していたクラブの監督の名前でした。

どうやら試合終了後に審判に殴りかかったうえに、審判の更衣室でもドアを乱暴に蹴るなどして審判を脅したということです。

このせいでトレド初めカスティージャラマンチャ州のクラブにいられなくなったとのことでした。

どうりで最近見かけないと思っていたら、こんなことだったのかとちょっと納得・・・

っというように裏の世界も勉強しなければいけないみたいですね。

来週は監督の契約書についても触れるらしいのでちょっと興味が湧きます。



さて、監督取材第3弾は、かつて「カディス」というチームが1部に所属していた時の、トップ監督補佐への取材です。




1部カディス(トップチーム第二監督)

ルイス・グスターボ



Q:あなたはかつてサッカーのプロ選手でしたか?

Aアルゼンチン、スペインなど1部で6年間プレーしてました。スペインでは4年間セビージャとレクレアチーボでプレーしました。



Q:何年間監督として携わっていますか?

A25年になります。


Q:今までにどのチームで監督をしてきましたか?

Aアルゼンチンではラヌス、ウラカン、キルマス、そしてスペインではウエルバ、そしてカディス。


Q:優秀な監督の条件で、過去にサッカーのプロ選手であることは重要だと思いますか?

A選手としての経験上いくらかは役立つだろうが良い選手が決して優秀な監督に成れるとは限らない。


Q:優秀な監督である為には何が必要だと思いますか?

A全ての選手が小さい頃から成長していくように、サッカー選手はジュニアユース、ユース年代の育成が非常に重要になってくる。良い監督はこの年代をいかに上手教える事ができるかで違ってくる。


Q:最初にチームの監督に就任してまず何を考えますか?

A去年昇格したチームなのでまずは1部に残留することを第一に考えなければいけない。1部と2部は次元が全く違うのでいかに個々の選手の実力を100パーセント出させるかがカギとなってくる。


Q:国内の監督であなたにとって優秀と思われる監督はどなたですか?

A何人かいる中で私にとってまず現スペイン代表のアラゴネス監督、カディス(トップチーム)らのエスパラゴ監督、ラ・コルーニャのカパーロ監督です。


Q:最後に日本のチームで監督としてやってみたいですか?

A近年日本のサッカーは急速に発展し選手共にチームとしての完成度も高くなっている。

その練習方法など非常に興味があるので是非日本で学びたい。