講習第2弾 | スペイン・サッカー珍道中

講習第2弾

今日の講義はEntrenamiento「基礎練習」についてです。


練習といっても、ウォーミングアップから、フィジカル、メンタル、テクニック、などがあります。


スペインの練習はシーズンを通して3段階に別けられます。


シーズンオフは必ず1ヶ月前後の完全休養がありますので、第1段階シーズン開始約1ヶ月前に「身体を呼覚ます」内容のトレーニング方法と、第2段階「シーズン中」の呼覚ました身体を一定以上に保つトレーニング、そして第3段階のシーズンで心も身体も疲れたのを「休ませる」トレーニングの3段階です。


全てのトレーニングに、この「負荷」「休息」が比例して行われます。


第一段階の最初は負荷も休息も大きく、第二段階では負荷と休息が小さくなります。



その中でも小中学校の子供は人それぞれ発育も、筋肉の付き方も違うので、ウォーミングアップの正しいやり方や、フィジカルのメニューの組み方などがあります。


この点に関しては日本の方が進んでいる気がします。


数年前はウォーミングアップをしないで、いきなりズゴーン!っとシュートを打つ子供達を見たことがあります。


今ではましになりましたが、とにかくスペイン人はアップやストレッチが少ないですね。


そのくせ練習中激しいのでしょっちゅう怪我があります。


でもほとんどが接触プレーの怪我などで、長期離脱には至らないですが。


フィジカル練習のメニューは年齢に応じた心拍数を元に行われ、フィジカル内容にもよりますが休憩時間も含め長くて20~40分程度です。


色々なクラブを見てきた中で、やはり日本のフィジカル練習の方がきついと思いました。


基本的にスペイン人は辛いことは大嫌いです。


練習も常に楽しくないとすぐに飽きてしまうので、20~30分間走れといったらブツブツいいながらダラダラとペチャクチャお喋りしながら走るでしょう。


教本の言葉にも「Fiesta=祭り」という言葉がありました。


練習は常に楽しませろ!がレベル1の僕達に課せられた課題でもあります。


Volumen>Intenso:量>強度


んん~この僕に子供達を楽しませることができるのか・・・


少し心配になってきた。