アトレティコマドリッド研修を終えて・・・
アトレティコマドリッドのユース1部に、1ヶ月間あまり木村君が練習参加しました。
アトレティコの選手と寮を共にして1ヶ月間の研修を終えた木村君に、スペインと日本のサッカースタイルの違いを聞いて見ました。
まず、技術的にいえば日本人の方が正確さはあると思います。
思ったところにボールをしっかりと止め、きれいな球筋のボールを蹴る事ができる日本人選手は沢山います。
ただこれが敵がいないところでの話しであって、敵に囲まれたときなど、プレッシャーの中では練習で見せるようなプレーができないのが歴然とした差だと思います。
練習は判断の早さと、ボールタッチの回数を増やす為に、紅白戦含め常に半面コートでの練習でした。
この環境下で彼らは判断の早さと、素早いボール捌きを身に付けます。
またメンタル面で大きく違う部分が、失敗を「恐れない」です。
ドリブルして取られても、パスをミスしても、自分が良いと思ったことは何度も繰り返し挑戦します。
だからボールのトラップにしてもパスにしても練習中で多少悪くても全く気にしないけれど、判断に関するミスをした場合、監督も怒るし、自分自身も反省します。
特にシュートチャンスでシュートを打たなかった場合は味方からも注意を受けます。
要するに局面による自己判断で、良いと思ったことはチャレンジする精神こそが大きな違いだと感じました。
仮に選手と監督の意見が食い違って口論する場面が多々見られたのも、文化の違いだと思います。