にみる、超変則スイング。
いつもの、ゴルフ練習場にいったんですが
2打席向こうのヒトが、注目の的に。
もちろん、そのヒトの周りに野次馬が集まる、とか
ではナイんですけど
少なくとも、そのヒトの前後5打席に入ってたヒト達は
休憩用に置かれてる、打席に入る通路の壁側に設置された
ベンチに、入れ替わりながらもチョクチョク一服しに行って
それとな~くですが、興味アリげに見てましたね。
なにが変則って
まずは、極端すぎる左肩上がり。
スタンス広めで、ガニマタ。
そんで、がっくり右膝を折るんですよ。
まあ、そこまではヨシ、として
ホントにすごいのは、そっから。
あれは、動画撮って
youtubeにアップする価値アリアリ。
ボールに対してクラブをセットして、ワッグル。
まあ誰でも、右足と左足交互に2、3度体重を乗せながら
手首を軽く前後に折ったり、クラブヘッドを左右に小さく動かす
ぐらいのコトはやりますが
そのヒトの場合
まず、クラブを腰の位置ぐらいまで引き上げます。
そんとき、クラブを引くタイミングでもって、さらに右膝を折って
身体を、右下に沈めるんですよ。
当然、頭も軸も、右側に傾きます。
同時に手首を、おもいっきし右側にかえす。
腰の位置まで引き終わったときには
例えばドライバーとして、フェースは地面に対して
平行、つまり、空(そら)に向いとるワケですな。
その位置から、右膝を伸ばしながらの切り返し。
頭と軸は、もとあった左側の位置へ。
だたし、クラブは上向きにしたフェースのまま
ボール20cm手前ぐらいに、ヘッドをゴツンッ
ってかんじに、マット(地面)にぶつけるんですよ。
ヘッドはその位置に止まって
ボールには、それ以上近づきません。
それを、なんと6回
アイアンでも、ウッドでも
必ず、6回繰り返します。
ゴツンッ、ゴツンッ、ゴツンッ、ゴツンッ、ゴツンッ、ゴツンッ。
そんで、6回目のとき
ゴツンッ、ってぶつけたとこから
スッ、っとヘッドをボールの位置まで
手首を左側に戻して、ボールにフェースを合わせる。
そっから、やっとバックスイング
フルショット!!、ってかんじです。
さすがにそんとき、フェースは上向きにはなってませんが
やはり右膝は折れ、身体の軸は右向きです。
はてさて
こっからが、まか不思議。
その形からして、かなりのアッパースイング。
ってことは、アイアンにしても
打ち込む、というより、スイングの最下点で、すくい上げるかんじ。
とまあ、そう都合よく最下点ってことはナイわけで
打音はほぼ、カツッっていうトップ音。
ヘッドが最下点を通過したアト、すくい上げぎみに
ボール中心の下側に当たってる、ってトコでしょうか。
なのに
なのにですよ
チャンと真っ直ぐ飛んで
それなりに、クラブなりの、飛距離がでるんですよ。
たぶん60歳代?
もしくは、70歳前後とみうけられるお歳かと。
超変則スイングなのに
りっぱに、安定した打球なんですよねえ。
あれがコースでもそうなら、90前後
いえ、80台半ばもアリかもしれません。
ゴルフって、奥深い
ってか、人体って不思議。
セオリーなんて、まったく無視だもんね。
たぶん、ながいコト、ゴルフされてるんだとおもうけど
いったい最初、どういう覚え方したんだろ。
ああまでヘンな形にするほうが
よっぽど、難しいとおもうんだけどなあ。
本とかTVとかの、スイング解説には一切目を向けず
頑なに我流を突き通して
作り上げたスイング、ってかんじ。
いやはや、お見事。
だけどまあ、一緒にコースをまわりたくは、ナイかなあ。
アレ一日やられたんじゃ、たまんないかも。
コンペなら、始球式はあのヒトで決まりですけどね。