ダメージは、残りませんでした。

全身、コリコリになるかと、恐れていたんですが。


こないだ、新たなメニューに加えるといってたモノに

先日チャレンジしてきました。


「ボルダリング」って、ご存知でしょうか。


フリークライミングの一種で、岩や石をロープの確保ナシで

よじ登るスポーツです。


その練習として、室内ジムでやるぶんもあるんですが

行ってきたのは、ソッチのほうです。


まずは見学に行って、ジムのオニイさんにいろいろ説明して

もらいながら、実際ヒトがやってるとこみたんですが


ウ~ン、いまいちピンとくるモンがなく

これはいかがなものかと、思案していたんですが


そこに、新たなヒトがあらわれ、壁を登りはじめたんですね。


イヤ~、見てて思いましたよ、「お前は猿か」って。


オニイさんによると、彼はそこのジムでもかなりの上級者

だそうで、軽い逆勾配の壁なら、腕だけで突起物(ホールド)を

つかみながら、上下左右にヒョイヒョイ動くんですね。


やっぱスポーツってのは、上手いヒトのをみないと

良さがワカンナイってかんじで、(他のヒト達ゴメンネ)

これは一度はやらずばなるまい、って思ってしまいました。


そんでその後日、行ったわけですよ。


用意するものは、動きやすい服と汗拭きタオルぐらい。

シューズは、レンタルがあるということで。


受付で会員登録して、シューズ借りて、ストレッチして

ではでは、いざ、ということで

スタッフのオニイさんに連れられ、壁へ。


ちなみにシューズですが、これはかなりきつめです。

指が、ほとんど折れ曲がった状態のサイズぐらいが

ベストだそうで。


なれてないんで、かなり痛いです。

すぐ脱ぎたくなります。爪もキッチリ切ってないと

肉にくい込みます。


壁には、レベルごとのルートがあって

体重に伴う筋力なんぞ、絶対に無いコトには自信が

あるんで、当然初心者コースからトライです。


これは垂直の壁を、手は決められたホールドを掴み

足の位置は自由に、というルートです。


普段の生活で、壁をよじ登るなんてコトは無縁なワケで

いったい、どんぐらいの筋力が必要なのか

全く見当がつきません。


壁の高さは、4、5メートルってとこでしょうが

こんな初心者コースで

途中から上に行けずに、壁にへばりついてしまう

もしくは体重にかかる重力に、耐え切れずに落下してしまう


(床は分厚いマットなんで、落ちても大丈夫なんですが)


なんてことになったら、そりゃみっともないというか

情けないというか、そんなコトもアリかなあ


なんて不安も抱きつつ、スタートホールドに手をかけて。


まあ、やってみるとナンテこたあ、ありませんよ。

初心者のルートごとき、チョロイもんです、ハッハッハッ。

メタボな肉体の筋力も、そうそうすてたモンじゃないって

ことですなあ。


さあ次のルート、かかってきたまえ。

あっというまに、ゴールホールドに到達してみせようではないか。


って、小学生からかなりの高齢者までを考慮したルート設定

なんで、初心者用の一発目は、登れて当たり前というか

登れなかったヒトは、いまだかつていない、とオニイさんは

ニコニコ顔で申しておりました。         ・・・・・・アッソ。


ということで、次々とルートを征服し、垂直壁は制覇。

次のアタックは、やや逆勾配気味の壁へと。


とまあ、意外にヤレるんじゃないのぉ

な~んて、ほのかに持ちつつあった筋肉への期待が

グラリッ、揺れだしたのはこのあたりから。


それは急に、ほんと唐突に、いきなりに。

逆勾配壁ルートの2本目、もうすぐゴールホールドというとこで。


う、う、う、腕が、動かん。


ほんと、ナゼに、一気に、ってかんじで

前腕筋に、力がぜんぜん入んなくなって。

いや~、これにはビックリ、いま片方の腕を次のホールドに

のばしたら、こりゃ確実に落ちるなって。


おぉ~、ニッチモサッチもいかない、初はりつき状態経験中。


なるだけ、足のホールドで支えるようにして

なんとか腕から力を抜ける体勢にしつつ、腕にお願い。


回復して・・・。


ただの遊びの壁登りで、下はフカフカマット。

べつに落ちたって、なんてこっちゃナイんですけど

でも、絶ッ対に落ちたくナイんですよ。

これ、登ったらわかりますよ、この気持ち。


その体勢で、ほんのチョッとしたら、少しだけ腕に力が入れられる

ようなかんじがしてきて

もう、このままはりついててもしょうもナシ

思い切って次のホールドに伸ばして、落ちたらしょうがナイ

このまま諦めて、自ら降~りよ、ってのはありえん


ってことで、上へと。


そのアトは、マットに座り込んで、キッツキツのシューズを脱いで

手首プラプラして前腕筋ゆるめて、ヒトが登るのみて

ロビーでスポーツドリンク買って、タバコ一服して

松脂入りの、液体チョーク買って

もうチョッと出来るようになったら、チョークバックにしてなんて。


結局、初日は3時間ぐらいいたんでしょうか。


最初の1時間ぐらいで、腕がヘロッってからは

そのアトは、何回も登れませんでしたけどね。

でも、チョイはまり、かな。


次ぎ行ったら、まずマイシューズでしょう。

そんでパンツ。


まずは、カタチから。

ヘタッピほど、格好を気にする。

格好で上手くなるワケじゃないけど、気分的なモンってことで。


まあ、これでブログネタ、というか

新たな身体にかせる試練、というか

とりあえずは、行動のバリエーションは増えたような。






そんであのアト、ゴールホールド、ギリで確保できたんですよ。

降りるときはほとんど落下、背中からマットにズドーンて。

こりゃあ気持ちイイ。


初心者ルートではありますが、ゴールホールドに達したときは

チョットした達成感と、爽快感が味わえました。


結局やや逆勾配壁を制覇して、その次の逆勾配壁で

アッサリ玉砕。

そこは、一ルートも登れませんでした。

前腕パンパンだし、手の指痛いし、もうムリ。


ということで、ほかの筋肉コルまでヤレてません。

腕以外は、多少背中が痛む程度で。

筋肉の使い方の、バランスが悪いんでしょうねえ。


また、近いうち行くと思うんで

そんときは、目覚しい成長の記録をお知らせできるハズ。

全身筋肉、パンパンにしてやりますよ。


って、そんな身体で、ゴルフはどうなのよ?

クラブ、振れる?


やっぱ、適度なトコで頑張る、と、いうことにしといたほうが

諸々に無難なような。

軟弱な身体の持ち主は、悩みます。