それは、起きていたんでしょう。


現場の床や壁には

それを物語る、それはもう凄惨なアトが・・・・・。


次の日の朝、扉の向うに目にしたものは






キャーッ!!






その日、久しぶりに十分な睡眠をとり

ブリリアントな朝を、清々しく迎え

気分の良さから、ポットにお湯を沸かし

モーニングティなどでも、いただこうかと。


そんでもって、ホットよりはアイスな気分だったりして

それには四角い氷じゃなくて、ロックなアイスが

よいんでなかろうかと。


なんぞと、まだ目覚めの余韻をもってして

その扉を引き開けてみると




???

ナニ??

ナニが起きたの?




まっまっ

真っ赤じゃないの!!




真っ赤か。




あぁ、そんな。

そんなことって。




無残。

なんと、そこに横たわっていたモノは。




そう、そうだった。

前日の夜

チョッと寝る前に

軽くイッパイとおもって

風呂入る前に

ヒンヤリさせとこうとして

入れといたモノが・・・。




イヤァ~ん




冷凍室で




ワインが




爆裂。




忘れてたぁ


すっかり、忘れてたあ


入れといたの。




とりあえず、せっかくいれた紅茶は飲んどきましょ。

ロックアイスの、ビニールにも飛び散った

ワインシャーベットを、ティッシュで拭取りつつ。




あ~、美味し、紅茶。         ・・・・・放心。




だけど、勇気をだして、現場検証、せねば。


気を取り直し、再度、扉を開いて

口から、凍ったワインを吹き出してるビンを

恐る恐る持ち上げてみると

なんと、割れてない。


コルクカバーで、封されてたコルクを押し出し

二段目の棚から溢れたワインは

そこかしこに、シャーベット状態で

へばり付いては、いましたけど。


チョッとだけ、不幸中の幸い。


ビンの中には、シャクシャクのワインが。

上下に振ってみると、シャリ、シャリ、って。


もちろん

夜までに冷蔵室で液体に戻して、いただきました。


どんな味かと思ったけど、ふつうに飲めたんで

これまた意外。

まあ、もともとたいして、味なんかわかっちゃないし。


日曜の朝から、冷凍室掃除になったというだけで

なんていうこっちゃ、ナイんですけど。


しかしよくぞ、極寒に耐え抜いてくれました。

ワインビンの強度に感謝。