納涼会が開催されて以降、彼とは所内で会うと話をするようになった。

話も面白いし、テンポも合う。異性として意識をすることは、まだあまりなかった。

2002年10月。私は、韓国に長期の一人旅へ行く事になる。

その話をしたときに『帰ってくるよね?』と彼から言われ、

彼がそんな風に気にするのが少しうれしく、異性として意識をするようになった。


韓国から帰国後、さらに彼と仲が良くなり、仕事帰りに飲みにいくようになった。

彼は、夜間の鍼灸師専門学校に通っていて平日の夜に会うことは少なかった。

私も付き合っている人がいたし、あまり仲良くしすぎると彼にはまってしまうのではないか?という不安と戸惑いがあった。

気持ちを押さえようと、2人で会うのはやめよう。と、何度も思っていた。

私も彼には、付き合っている人がいることを隠していたし、彼にも付き合っている彼女がいるのかどうか、確認などしなかった。

いてもいなくても、彼と一緒に遊ぶことが楽しかったから。


月日がたつごとに、お互いに意識していることが十分にわかるようになった。

私が彼に惹かれていくことが、十分にわかっていた


to be continued...