昨日の続き。
綾耀玉!
もう一つの戦利品というのは、実はこれである。そう、同じディンテランタスの綾耀玉も並んでいたので、ついつい魔が差して買ってしまったのだ(笑)。ラベルの作りが違うので、「自称・妖玉」とは別の仕入れ先と思われるが、頂面に模様のあるディンテランタスは他にないから、これに関しては品種の取り違えの心配はない(笑)。ただ、和名の「綾」の字が「稜」になっているレベルだから、やっぱりこの業者さんも「ディンテランタス愛」が足りないなあ、と…(嘆)。あと私は、頂面の模様が特に少なめの個体を、あえて選んで導入した。というのは、模様びっしりの標準的な綾耀玉だと、リトープス栽培者としては「こういうリトープス、あるよなあ」という新鮮みのない感想(苦笑)を抱いてしまうような気がしたからだ。やっぱり、ディンテランタスは白っぽい方がいいよなあ、みたいな(笑)。
それにしても、綾耀玉は何故だか値が張る。はしたなくも値段が写り込んでしまっているが、昨日の「自称・妖玉、実は幻玉」の倍以上だ。思うに、ディンテランタスの中でもこれだけは、リトープスのように地面に埋まって自生している。もしかしたら、その辺を考慮されずに浅植えで管理されているから、歩留まりが悪くなって高額になってしまうのではないだろうか。見ればこの個体も、側面が少々傷んでいる。やはり、リトープスと同様に、本来土壌で保護されているはずの側面は弱いのではないか。というわけで、我が家のリトープスたちと同じように、岩石鉢に深植えにして植え直すことにする。海外の情報でも性質がリトープスに近いとされているから、リトープスに準じた栽培指針で間違いないはずだ。また、これも海外情報だが、「リトープスのような休眠期はない」という記述を改めて目にした。リトープスに休眠期があると(※私はないと考えているが…)とらえている人々ですら、ディンテランタスは休眠しないと言っているくらいなのだから、当然のことながら我が国での夏季休眠は論外であろう(※そもそも夏季降雨地帯産だし)。遮光も断水も、暑さしのぎの緩和措置どころか、衰弱死への片道切符なのだ(哀)。もちろん、それとは別に、我が国の異常な高温多湿への対策は必要だ。だから私は、要注意メセンを二重鉢にした上、メセン全体で水上栽培をおこなっている。最近の読者の方で「二重鉢とか水上栽培って何?」という方は、暑くなって稼働を開始する頃に改めて記事で取り上げるので、またその時に。
ともあれ、これで、ディンテランタス全6種のうち4種類までが揃った。あとは南蛮玉と奇鳳玉だけだが、南蛮玉は見た目からして春桃玉みたいに日照不足でこじれそうだし、奇鳳玉に到っては実際に販売されているのを見たことがない(苦笑)。ディンテランタスは、これで本当に(笑)しばらく様子見だ。