ブリザード | 岩石翁の多肉ブログⅡ

岩石翁の多肉ブログⅡ

メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

ブリザード

 

 近所のホームセンターに立ち寄ったところ、屋外の(!)園芸コーナーの片隅で、小型のアロエ数種が値下げ販売されているのを発見した。その中に「おやっ」と思うものがあったので、救出してきた。なにしろ、普通の植物が並んでいる屋外売り場だから、水やりもそれらと一緒くたにジャージャーやられていたのだろう。更には、かなり窮屈な鉢に、これまたひどい土で植えられていた。さすがにアロエでも、これではあんまりである。案の定、この人は下葉2枚が腐っていた。だが、本体までには腐敗が及んでいないようだったので、一番姿形がよかったこの人を(といっても、これと同じ種類は2鉢しかなかったが)セレクトしてきた次第である。

 

 これまた案の定、ホームセンター物のお約束で(苦笑)品種名など書かれていなかったので、札に記載されていた生産業者の情報その他をたどった結果、どうやらラウイの園芸品種で「ブリザード」と呼ばれているタイプらしいということが判明した。ただし、多肉界で「ラウイ」というとエケベリアのラウイの方が有名なので、(うちにエケベリア・ラウイはないが)紛らわしさを避ける意味でも、今後この人は分かりやすく「ブリザード」と呼ぶことにする。

 

 で、さっそく二回りほど大きい鉢にもちろん岩石化して植え替えてスッキリさせてみたところ、小さい脇芽が二つあることがわかった(写真手前)。なんでも、この種類は脇芽が出やすい性質なのだそうで、放っておくとそちらに栄養を取られて親株が育ちにくくなるらしい。適当な所でかき取った方がいいらしいが、まだ小さすぎるのでもうしばらく様子を見る。なかなか美しいアロエだ。