冬季降雨地帯産あれこれ | 岩石翁の多肉ブログⅡ

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メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

青磁玉

 

 冬季降雨地帯産の問題児(?)たちの近況。まずは青磁玉だが、苦ーい経験を経て(哀笑)遮光こそしないものの給水手段をシリンジだけにしていたので、いい感じに収まっている。ちょっと水やりを辛めにしすぎたかな、という感はあるが、今はそもそも生育期ではないのだから、こんなものだろう。ちなみに、昔からの読者の方々は既にご存じのことだが、葉の合着部までもが伸びてY字型になった青磁玉は徒長状態なのであって、本来はV字型に育つのが正しい。そういう観点から見ても問題なく育っていると思う。「サインはV」である。←年齢が知れるな(苦笑)。

 


繭形玉

 

 繭形玉はというと、こちらは例年通りだ。すなわち、脱皮から今くらいまでは明るい小豆色がかった模様だが、これから気温が下がるにつれて小豆色がくすんでグレーになっていく。この件についてはちょっと調べてみたのだが、繭形玉の模様の色が周期的に変化するというような情報は、国内外を問わず見当たらなかった。もしかしたら、うちの個体に限った現象なのかもしれない。ちなみに、劣化した輪ゴムが切れて冷却システムが壊れているのは御愛嬌(笑)。どうせ、もう酷暑期ではないので使ってはいない。

 


大津絵

 

 あと、どうにか回復したと思ったら、一転して再び二重脱皮状態にさせてしまった大津絵。なんとかして外葉から水分移動をさせようとほぼ断水状態で管理してきたのだが、向こうも向こうで頑固なもので、いまだにこの状態のままである(嘆)。リトープスは夏場に遮光しない状態でろくに灌水しなくても大丈夫(←冬季降雨地帯産だから許されることではあるが…)だということを身をもって教えてくれたのはありがたかったが(苦笑)、それにしても頭が痛い。とはいえこの人、冬季降雨地帯産なのだ。したがって、これから生育期に入って活動を開始するわけで、うまく持って行けば脱皮前に外葉からの水分移動をしてしまえる可能性がある。涼しくなっても辛めのシリンジだけにして、しばらく様子を見ることにしたい。