岩石栽培除外とペンタガーデン比較実験のこと | 岩石翁の多肉ブログⅡ

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メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

 いろいろ考えたのだが、エルサムによる比較実験の結果を踏まえ、白星を除くマミラリア属は岩石栽培に向かないと最終的に判断し、岩石栽培から外すことにした。白星については(むちゃくちゃな表現だが)性質的にメセン類に近いような種類であり、実際、一緒に育てていて生育状況もいい(←詳しくは日を改めて書く)ので、今後も岩石栽培を継続していく。

 また、ハオルシア属の中でも十二の巻は、他のハオルシアと比べても生育状況がパッとしないので、こちらについても岩石栽培から外すことにし、以上の2グループは連休中に通常用土に植え替えた。鉢底や根の直下に鉢ガラ代わりに砂利を入れてはあるが、もはや私が定義するところの岩石鉢ではなくなった。

 ちょっと寂しいことではあるが、私の岩石栽培はまだ試験運用段階である。したがって、多肉を苦しめてまでして無理に続けるようなことではない。そしてそれ以前に、多肉の自生状態は種々多様だ。岩石栽培に合わないと判断せざるを得ない種類も、これからまだまだ出てくることだろう(実際に怪しいグループがいくつかある)。そういうものだと割り切って向き合っている。

 

 ところで、植え替えついでに新たな比較実験を思いついてスタートすることになった。というのは、以前から何度も書いているように(業者の回し者ではないが(苦笑))、私は多肉用に「ペンタガーデン」という肥料を使っている。なにしろ我が家は住宅地の中にあって日照条件(=日照時間)がよくないのだが、時々ブログを拝見している多肉の先人が「光合成能力を高める効果があるらしい」と使っておられるのを見て、日照不足を少しでも補えるならと使い始めたのだ。とはいえ実際のところ、本当に効いているのかどうかはよく分からない。分からないまま、一応おまじない的な感じで使ってきた。先人のブログでも比較実験まではしていないようなので、客観的な効果については特に書かれていない。そこで今回、エルサムを使ってペンタガーデンの比較実験をすることにしたのである。

 

新たに比較実験を開始したエルサム

 

 右側が、岩石鉢との比較実験で「勝ってしまった」元々通常用土植えのもの。生育状態が良くて、この大きさで子吹きまでしている(汗)。そして左側が、その実験で負けてしまい、今回通常用土で植え直されたもの(哀)。実験は、あえてこの状態からスタートする。で、どうスタートするかという前に、ちょっとペンタガーデンについて新展開があったので、それについて一言。どういうことかというと、最初に買った液肥タイプのペンタガーデンは、液肥として見た場合、結構なお値段であった。なので他の選択肢を、と探していたところ、マグアンプのような粒状タイプがあるのを発見したので、今回導入した。それがこれ。↓

 

粒状タイプのペンタガーデン

 

 これならいちいち希釈する手間も省けるし、効果の持続性を考えれば費用対効果が高いので、今後はこれでいくことにする。

 話を戻すが、これを左側の「敗北エルサム」の方だけに投入し、更に液肥タイプの残りを全てこの比較実験専用にして、こちらも左側のエルサムにしか与えないことにする。これでもし、左側のエルサムが右側を追い抜くような状態に至ったとしたら、ペンタガーデンには顕著な効果があるということになるだろう。ちなみにエルサムは露天栽培組には入れていないので、日照条件に関しては従来通り(=あまり良くないということ)である。これで果たしてどうなるか。