台風と幻玉の花 | 岩石翁の多肉ブログⅡ

岩石翁の多肉ブログⅡ

メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

 久々の台風直撃コースであった。メセン用の第一置き場には例の防雨板を取り付けてビニール紐でグルグル巻きにし、露天栽培組の大部分は第二置き場に避難させて扉を閉め、こちらもビニール紐でグルグル巻きにしておいた。以前にも書いたが、どちらも意図的にある程度の隙間を作り、多肉に対する通風性を確保するとともに、このような事態に際しては風を抜けさせることで置き場自体へのダメージを減らすようにしてある。

 

 で、今朝起きてみたら、メセン用の第一置き場の方は完全に無事だった。置き場の両側面に設けてある、高さ3センチ程度の通風スペースがうまく機能してくれたらしい。↓(※これは水上栽培台を作り直す前の写真なので、現在の鉢の位置はもっと低い)

 たとえここから横殴りの雨が吹き込んだとしても、この開口部は低い位置にあるから、最悪でも鉢の下の方が濡れる程度で済む。ところが、問題は第二置き場の方だった(暗)。置き場自体とほとんどの多肉は無事だったのだが、玉つづりがひっくり返って下の段に転落し、無残な状態になっていた(汗)。横着して鉢ごと大きな鉢に据え付けることで高さを保っていたため重心が高い状態になっていて、吹き込んできた強い隙間風に耐えられなかったものと思われる。少々気が重いが、帰ったら大鉢にちゃんと植え直してやらなければならない。そもそも最初から大きな岩石鉢にきちんと植え直していれば、かなりの重量になるから台風の隙間風くらいでひっくり返ることはなかったはずなのだ。その証拠に、隣に並んでいた丈高鉢の紫勲と花紋玉はビクともしていないのだから…。

 

蕾がついた幻玉

 

 さて、お口直しに(笑)明るい話題。これらは先週末の写真だが、幻玉の蕾がふくらんできて…。

 

開花した幻玉

 

 咲いた! ディンテランタスの花だ。「なんだ、リトープスの花と同じじゃないか」なんて、軽くスルーしないでいたただきたい。うちでディンテランタスの花が咲いたのだ(泣)。やはり、先人たちから学ばせてもらったリトープスの「無休眠栽培」は間違っていなかったし、ディンテランタスにも十分適用できるものだった。今日も多分、午後には再び咲いてくれるだろう(←頑固なまでに、午後遅めの時間にならなければ開かないのだが)。

 ディンテランタスたちよ、今度はもう枯らさないぞ(決意)。昔の未熟だった私とは違って、今は理論的な裏付けと自信がある。なんとかなるような気が、日増しに強くなってきた。本気でフルコンプリートを考えている。