ついに暴挙へ、そして柱サボテンのこと | 岩石翁の多肉ブログⅡ

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メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

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管理者暴走の結果、露天栽培に移行した多肉たち(笑)

 とりあえず週末までは、空梅雨状態のようである(ニンマリ)。気温もそれほど上がらないので、ちょうどいい。

 で、先日触れた、第二置き場に置かれている主にサボテン類の日照不足の件。朝日は差さず、午後も早くから日陰になってしまうという、多肉置き場としてあるまじきこの悪条件に対し、もはやこれまでと思い詰めた私は、天気が良くなった日曜日、ついに暴挙に出た。日当たりのいい第一置き場(主にメセン用)の前に雨よけなしの置き場(なにぶん庭が狭いので、しっかりした雨よけは常設できない)を強引に増設し、「てええええいっ!(←大げさ)」と並べてしまったのである。念のため言っておくが、ずっと半日陰で栽培していたものをいきなり直射光下に出したわけではないので、誤解なきように。そんなことをしたらさすがに異変が生ずるので、よい子は絶対にやってはならない(笑)。そもそもここに並べられた多肉はどれも、限られた時間とはいえ直射光栽培で育てられてきたものばかりである。うちの場合は、ただ単に直射光の当たる時間を最大限に延ばしたということだ。「おいおい、それでも今は梅雨時だろ。雨は大丈夫なのか」という声も聞こえてきそうだが、当然のことながら長期予報には十分注意して、もし雨続きになりそうなら第二置き場に戻せばいいだけのこと。この程度の鉢数であれば、出し入れなど造作もない。真夏の暑さが少々心配ではあるが、今年はこれでいってみようと考えている。ちなみに、木質化が進んでいた例の瑠璃晃も、この写真を撮った時点では出し忘れていたがあとで並べておいたので、ご心配なく。あと、上の段に置かれた小鉢の朧月は私のではなくて、愚息がプレゼント的な寄せ植え鉢としてもらってきたのを植え直したものだ。なので管理(?)は持ち主である本人に任せ、場所だけ貸してある。元々丈夫な種類だから、愚息のいい加減な管理+自然降雨で無事に育っていくだろう(苦笑)。

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大鉢で露天栽培中の朧月

 そういえば、大鉢にまとめた私の朧月はというと、梅雨入りしてからもずっと雨ざらしで放置してきた(その代わりと言ってはなんだが、灌水は全くしていない)が、日照条件がいいせいか徒長が止まってしっかり育っている。このまま放任栽培で大丈夫そうだ。やはりこれは、過保護にすべきでない多肉であった。

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露天栽培化した翁丸

 翁丸も、今年からは長時間直射光を浴びてもらう。思えばこの人もある意味「白い多肉」だったのだが、大きさの関係で第一置き場に同居させるわけにもいかず、つらい思いをさせてきてしまった。うちのサボテンの中ではかなりの年数を経ているのに(多分20年くらいは育てているはず…)まだこのサイズなのは、例によって一時期実家に預けてあったことや第二置き場の日照不足などが関係しているのだと思う。本来はもっと巨大化するはずの種類なのに、今まですまぬ。これからは存分に育っていけ。とはいえ、冬場などに置き場に入らなくなると困るけど(笑)。

 以前にも書いたが、そもそもの微妙な立ち位置(哀笑)や、丈高く育って場所をとることなどにより、柱サボテン類は現在、流通上冷遇されているといっていいだろう。翁丸もあまり見かけなくなったような気がするし、地植えにした巨大化予定(笑)の鬼面角も入手するのに結構苦労した。結局のところ柱サボテンを一番よく見かけるのは、接ぎ台として使われている場合がほとんどだ。柱サボテンって、なんだか不憫だなあ(憐)。そうだ。接ぎ台用に育てている我が家の袖ケ浦も、1本だけは巨大化させて柱サボテンとしての人生を全うさせてやるか(決)。