エルサムにも蕾が出てきた。エルサムについては岩石鉢と通常用土鉢との比較実験をしているのだが、ご覧の通り、明らかに通常用土の方が生育がいい。なので、岩石栽培が合わない可能性があるのだが、エルサムを岩石栽培から外す前に一つだけ試してみたいことがある。それは灌水間隔である。すなわち、岩石鉢の方が排水性がいい(=水持ちが悪い)と考えられるので、それを通常用土の鉢と同じ間隔で灌水してきたことが不利に働いた可能性が残っているからだ。したがって、比較実験のものも含めて岩石鉢のサボテン類に関しては、今年は灌水間隔を短くして様子を見てみようと考えている。それでも生育が追いつかないのであれば、エルサムをはじめとするいくつかのサボテン類は岩石栽培から外すべき、と判断することになるかもしれない。
ただし、同じマミラリアでも白星は調子がいいし、メセン類も岩石栽培の方が相性がいい、というか安心して育てられるように感じている。いずれにせよ、そろそろ岩石栽培の総括に取りかかるべき段階にさしかかっているのかもしれない。