
いよいよ正木栽培の限界と思われる緋牡丹錦
以前にも書いたが、緋牡丹錦は、正木のままだとだんだん栽培が難しくなってくるとされている。それまで調子よく育っていても、こじれ始めておかしくなってくるというのだ。で、どうやら我が家の緋牡丹錦も、そういう段階にさしかかってしまったらしい(暗)。去年の夏頃から十分に吸水できていない状態になり、調べてみると根がボロボロになっていた。植え替えもしてみたし、例年通りに取り込んだ上で加温して冬越しさせているうちに回復するかと思っていたのだが、それでもこういう状態のままで発根している様子は見られない。これまでよく花も咲かせて楽しませてくれたが、もうそろそろ限界なのかもしれない(哀)。
さて、それではこれをどうするか、だ。サボテン界で言われているように正木栽培の限界にさしかかっているのであるならば、衰弱した根を切り戻して発根剤を塗ったところで徒労に終わり、むしろ一層衰弱させてしまう可能性の方が高いだろう。そうなるとやはり、最も確実性の高い選択肢としては接ぎ木しかない。ただしその場合、穂木が衰弱していると活着しにくいというリスクがある上に、実を言うと台木となる袖ケ浦を熱心に世話していなかったので、あまりいい状態の台木がないのだ(汗)。そのような問題点は多々あるのだが、座して衰弱死を待つよりはマシだろう。どう見ても明らかに状態は悪化しているので、週間天気予報に問題がなさそうなら、今週末に接ぎ木を決行することにする。