
魔玉の異変
先日報告した魔玉の脇芽と思われていたものが、なんとも奇怪な様相を呈してきた。大きくはなったが葉が割れてくる気配がないのでマクロ撮影してよくよく見てみると、割れ目自体が見当たらないのである(割れ目のラインのように見えるものは、普通の葉のキールというかエッジに当たるものではないかと思われる)。これは一体、何なのだろう(怪)。以前書いたかもしれないが、株の反対側にこのようなものは出てきておらず、あくまでもこちら側のこれだけだ。もちろん花芽ではなく、形状的には(芽でないにしても)葉であるとしか考えられないのだが、いきなり一枚だけ葉が出てくることがあるのか。いや、それ以前に魔玉の分頭というのは、このように対生葉が重なった途中から脇芽が出てくるものなのか…。
あれこれ心配になってきたのでネット上で調べてみたら、何対かになった葉の途中から脇芽が出て分頭している魔玉の写真がいくつか確認できた。なので、とりあえずこのような出芽自体は異常なことではないらしい。だが、問題はこの形状である。割れ目が見当たらないだけでなく、よく見ると付け根のあたりに妙な切れ込みがある。この奇妙な形は何なのだ? いや、そういえばなんだか最近、このような物を見た記憶が…。ここまで来てハタと思い至った。アレとよく似ているではないか、アレと。アレというのは、去年お騒がせした(笑)黄鳴弦玉の単葉株である。あれも確か株元の脇にくぼんでいる所があって、そこから強引に(苦笑)花芽が出てきた。もしかしたらこれは、(あまりにも予想外な展開だが)「単葉で出てきてしまった脇芽」なのではないか。
いずれにせよ今のところ正体不明のこやつだが、とりあえず成長し続けている。このままただ大きくなるだけでいずれ萎縮して消えるのか、あるいは裂けて中から普通の脇芽が出てくるのか、経過は追って報告したい。

現在の神風玉
あと、リトープス以外のメセンついでの話題だが、この神風玉、よく数え直してみたら13頭に達していた(※この写真では見えていない脇芽がある)。導入して4年ちょっとになるが、この状態↓からずいぶん成長したものだ。

導入した頃の神風玉
別に自慢するわけではないが、この規模にまで群生した神風玉はネット上でもほとんど見当たらない。そういう意味では、岩石栽培が合っていてうまく育っているのではないかと思う。ただし、以前にも書いたが、どういうわけか一度も開花したことがない。日光はガンガン浴びせているし、二重鉢による酷暑対策や灌水の加減にも問題はないはずだ。ネット上では肥料不足が開花に影響するとの情報も目にしたので、今年はマグアンプを気持ち(笑)増やしてみるか。