
先日導入した繭形玉が身割れしてしまった(汗)。植え付け後に軽く腰水をした程度のつもりだったのだが、それがよろしくなかったらしい。やはり冬季降雨地帯産のリトープスは、この時期といえども他のリトープス並みの灌水をしてはならないということなのだろう。改めてネット上の見識ある先人の認識を再確認してみても「冬季降雨地帯産は、夏でも灌水する新しいリトープス栽培法ではダメ、もちろん、冬型植物だとか言って夏は断水して秋~春に灌水する従来の栽培法でもダメ」という感じで、とりつく島もない。要するに、とにもかくにも灌水量を減らすべきということらしい。うちの青磁玉が異常脱皮したままになっているのも、その辺の関係だろう。なので、繭形玉と青磁玉に関しては、思い切って灌水方法を変えてみることにする。具体的には(うちでは手がけていないが)留蝶玉なみの管理方法、すなわち基本的に一年を通じてシリンジのみによって給水をおこなう。「そんな対策を講じなくても、うちの青磁玉は元気なんだけど」という御意見があるかもしれないが、ちょっと待っていただきたい。実は、栽培されている青磁玉の大部分は元気ではないのだ。これら冬季降雨地帯産リトープスは、灌水過多によりすぐ徒長しておかしなことになりやすいグループなのであり、世間でよく見かける「Y字型になった青磁玉」は、要するに徒長してしまった姿なのである。青磁玉は本来、ガッシリとした「V字型」に育つリトープスなのだ。うちの青磁玉ももちろん徒長させないよう育ててきたつもりだが、それでも水分が多すぎたようであのていたらくである。今回導入した繭形玉も、おそらく徒長気味の状態であると認識している。というわけで、彼らに対しては水をもっと切る。これが現時点での最善の策と考えている。