軌道修正の軌道修正 | 岩石翁の多肉ブログⅡ

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メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

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細根が枯れたらしい花紋玉

 先日、岩石栽培の軌道修正について書いたが、その後再検討した結果、思い直して全ての岩石鉢を先述の新型岩石鉢に切り替えることにした。その理由の一つは、リトープスの一部に時々細根が枯れてしまうものが出ていることだ。再発根させた例の白薫玉もそうだが、最近見たら花紋玉の一つ(写真手前)も細根が枯れたらしく吸水がうまくいっていない様子である。なので、もう少し鉢底の保水力を上げた方がいいのではないかと考えた。そして第二の理由は、冷却のため二重鉢にしている神風玉を去年植え替えた際、根がかなり伸びて外側の素焼き鉢内部の川砂の中にまで達していたことを思い出したからである。以上の事実から考えて、やはり鉢底には基本的に通常用土の層を少し作り、保水力の保険とした方がいいのではないかと思い直したのだ。考えてもみれば、乾燥地域である自生地では土中の深い所ほど水分が残留しているはずであるから、岩石栽培の場合、鉢底にガラを入れる普通の多肉鉢とは上下逆の構成にする方が理にかなっているように思う。そんなわけで、春の植え替えの時には全ての多肉を新型岩石鉢に切り替える予定である。