ついさっき、懐かしい友人から連絡がきました。

高校までずっと一緒で、よく皆でわいわいやってたものです。

彼はびっくりするくらいに女運が悪く、今までも数々の武勇伝を築き上げてきました。

例えば、高校2年生の時の話。

放課後、僕と二人で教室で話してると、何か言いたげな二人組みが教室の入口にいます。
どうやら、後輩のようです。


女の子「あのー、友先輩にちょっと用事が…。」

友「ん?何?」

女の子「ここじゃ、ちょっと…。」

ん?この流れは告白では?
友人もまんざらでもない様子。
ニヤニヤしながら見送り、待つこと10分。

これまたニヤニヤしながら友人が戻ってきました。

やはり告白だったようで、OKしてきたと自慢気に話してきました。

彼女の名前は~で、どこどこに住んでて等々。

その後も30分程話してた訳です。

いい時間になったので、そろそろ帰ろうかとしたら、さっきの子が教室の入口にまた来ました。

ん?一緒に帰ろうってんじゃないの?

友「みたいだね。何か悪いな(ニヤニヤ)」

この時ほど、こいつのムカつく顔も見たことないなぁ、と思いながら一人で帰ろうと下駄箱に行きました。

靴をはきかえてると、僕を呼び止める声が。

ん?この声友じゃね?
やっぱり。どしたの?










友「フラれた」


この時のこいつの表情は生涯忘れる事はないでしょう。
まさに、天国と地獄。
30分でフラれる人間はこいつくらいなもんじゃなかろうか。

他にもいろいろなエピソードがあるんですが、それはまたの機会にでも。

とまぁ、懐かしい話をしてた訳です。

そんな友人にも最近彼女ができたらしく、その話を聞かせてもらってたんです。

今度は普通の彼女みたいで安心しました。




























彼女から勧められたという、魔法の壷の話を始めるまでは。

相変わらずで安心したよ。