私は家事の中でも、掃除があまり好きではありません。

 

洗濯は、汚れ物がタンスに戻っていれば

「あ、洗ってくれたんだ」と思われるし、

炊事は、ご飯が食卓に並べばそれなりに感謝されます。

 

掃除はね、それなりに綺麗にキープしていても、

気付かれないものです。

 

えぇ、わたくし、褒めていただけないと、感謝されないと、

やる気が出ないタイプです。

 

 

「俺はきれい好き」と口癖のように言う旦那。

「私、片付け得意なんだ」と威張るように言う娘。

 

お前ら、どの口がそんなことを???

出したら出しっぱなし、脱いだら脱ぎっぱなし、

その後片付けをだれがいつもやっていると???

 

でも、最近の私は反論せず、あえてのスルーをします。

 

 

旦那の事務所(自宅一階の一部屋)と、

旦那専用の寝室が私のいつもの復讐の実行現場となります。

そこなら、普通の来客の目にはふれないからね。

 

復讐内容は、

①散らかっているものを片付け、そこをきれいに掃除します。

枕カバー布団カバーは、旦那お気に入りがあるため、

一日で洗たくして干して、同じものを装着します。

 

②片付けたものを、あえてまた適当に散らかしておきます。

 

それだけ。

 

そうするとね、散らかっているものにまどわされ、

掃除されていることに気付かない旦那は、

「事務所が汚いんだよね」

「いつ、布団干してくれた?」と、

威張りながら指摘してきます。

「は?今日掃除したけど?」

「布団は干したし、シーツだって洗い立てだよ」

と、サラッと何てことのないように答えてやる私。

後からよく見ると、「あ、掃除してあるな」と気付く旦那。

そして、クレーム付けてごめんなさいと、私になんとなくの謝罪をしてくる。

そんな旦那に気付かないふりをしながら、

「心を痛めるがいい。違いの分からないやつめ。」と思う私。

 

ま、小さな復讐だけどね。

 

「お仕事にお疲れの旦那様に気持ち良く過ごしてほしい」

なぁんて、時期は過ぎ去りました。

出した物さえしまってくれれば私もそんな意地悪はしないし、

誰が見てもきれいな状態をキープできるんだよ。

ほんと、早く気付けよ、もう。

 

 

実は昨夜、「寝室が汚い」クレームが入りました。

それも、いつもより強めのクレームです。

「汚くて眠れない」「咳が出る」・・・

旦那の寝室は掃除したばかりだし、

シーツだってパリパリのはずだし、

空気清浄機だって動いてるし、

そんなに急に汚れるなんてことある?

どうしたんだろうと寝室をのぞいたら・・・・

 

ぞぉぉぉぉおっとしました。

 

猪苗代湖でたっぷり日焼けした旦那。

日焼けして皮がむけるのが楽しいんだって。

皮をむいてもらうのが気持ちいいとか。

私は人の皮をむくのが大嫌い。

ここ数日、背中や頭の皮をむけと言われて、拷問の日々。

 

その皮を寝室でむいたようで、

皮が・・・皮が・・・・・・

 

寝室中に無数に!!!!!!

 

皮はさすがにやばいので、早急に掃除はしましたが、

さぁ、この怒りをどうしよう???

 

自分で散らかしておきながら、

さも、私がさぼったから寝室が汚いと言わんばかりの言いぐさ。

さすがに今回はちょっとスルー出来ない。

許さん。

新たな復讐を考えねば。

 

 

いい加減に私も素直になればいいんだけどね。

そんな生き方はつまらん。

性根が曲がって●●年、かなりの発酵具合です。