
我が家の朝顔が、毎日頑張って咲き始めました。
風が吹くと麻の紐と喧嘩をし、花弁が裂けやすいのが悩みですが。
我が家の並びのおじいちゃんにもらった苗。
並びの六軒中四軒は、朝顔を一階から二階までツルを伸ばし、ここらはちょっとした朝顔通りです。
二軒向こうは白、その向こうは紫、その向こうは青です。
実は、私と娘にとって、朝顔は、思い出深い特別な花です。
娘の保育園では、1人1人にマークが決まっています。
下駄箱、靴下入れ、ロッカー、タオルフック、あらゆるものに、自分のマークのシールが貼られています。
娘は、0歳児クラス、1歳児クラスの時はヒヨコマークでした。
そして、2歳児クラスになったら、青い朝顔マークになりました。
ところが、いくら「朝顔はきれいなお花だよ。少しお姉さんみたいなマーク、素敵だよ」と言っても、周りのお友達の、チューリップマークやキリンマークが、うらやましくてならない様子でした。
しかし、季節がうつり朝顔が咲き始めると、「朝顔、きれいだね!私のマーク、朝顔でよかった!」と、朝顔は娘の大のお気に入りになりました。
そして、3歳児クラス(年少)でも、朝顔マーク。
娘はとても喜んでいました。
そして、夏が来て、毎日登園途中にたくさん咲いている朝顔を楽しみ、季節が過ぎ朝顔の花が終わってしまうと、とても寂しそうな顔をしていました。
「また来年、朝顔見ようね。」と約束し、しかし、それから間もなく病気が発覚し、一年間入院。
だから、次の年は、朝顔を見ることが出来ませんでした。
今月に入り、一時保育から月極への再入園への切り替えに伴い、娘にも新しいマークがもらえました。
そう、懐かしい、あの青い朝顔マークです。
先生方の計らいに、娘は大喜び、私も涙が出そうになるくらい嬉しく思いました。
娘の成長を、朝顔が静かに見守ってくれている気がします。
あちこちにからみながら太陽へと延びていく朝顔のように、娘にも、色々な人や経験に関わりあいながら、まっすぐ成長して行って欲しいと思います。