過去に二級船舶操縦士免許を所得していたので、今回は進級試験として一級小型船舶操縦士免許を受験した。
一級と二級の違いは船体は20トン未満まで操縦ができ、二級船舶の沿岸部から五海里(9.3km)までの航行が無制限となるので外洋に出て世界航海ができることになります。
二級船舶操縦士免許でも沿岸部沿い五海里以内を航行すれば北海道、沖縄を除けば日本を一周することは可能ではあるが、目視できる陸地から離れられないので五海里以上ある離島や海峡は横断できないので刻む航行となり、かなり大周りしないといけなくなる。一級船舶操縦士免許ならば無制限なので直線で航行できるので燃料も時間も節約となる。
小型船舶操縦士免許の中では合格難易度は難しいと言われているのは海図を見ながら作図作成があるからだと思う。
今の時代、ナビを見れば自分の位置を知るのは簡単だが、外洋に出ればスマホは圏外になるし超高額なレーダーを搭載しても万が一、エンジンや電気系統が故障した場合や夜間航行など想定して、電子機器に頼らず自分の位置を特定して航行予測を把握できるよう海図を見ながら定規とコンパスだけを使って求めらた値を電卓無しで計算する暗算力が必要となる。
因みに二級船舶操縦士免許を受験したときは定員50名が受験して45名が合格していたが、仕事や大きい船や外洋に出る理由が無い限りと難易度からして一級を受験する者はかなり少なくなり、今回は10名受験して私含めて数名しか合格してなかったようだ。