コロナ禍でエギンガーの祭典であり競技大会であるシマノ主催のセフィアエギングパーティーが開催を自粛しているのもあり、エギングはしばらくは遠ざかっていたが、久しぶりにデイゲームエギングでポイントに。

最近はアジングロッドを持つことが多いので1年ぶりに持つと多少重い。


私の場合、ナイトエギングは付き合い程度で、自ら好むのはデイゲームエギング。


日没まで3時間ほどなので満潮潮止まりから下潮に入る潮ならば確率の高そうなポイントを三ヶ所だけ選んで入ってみた。

1月のデイゲームならば水深10メートル以上の深場を探る。

私のエギングは他のエギンガーの方があまりしないと思うので、、、シマノ主催セフィアエギングパーティー優勝三連覇、三位一回、合計四度もソロで表彰台に上がる事ができた釣法(大分型エギの正しい使い方)を皆さんに教えましょう!

お決まりの優勝No.1ポーズを決め込む。


ポイント選択は基本的には潮下から潮上にフルキャストしたら、オープンベール(フリーフォール)で一旦、ボトムに着底させる。


因みに、ほとんどのエギンガーはキャストして着底若しくは着底待たずに即、ベールを即起こして大きくシャクリ上げをする方をよく見かける。


夏〜秋時期の活性が高い小型狙いなら、それでも釣れるが、冬からの大型狙いにシャクリが多すぎると探る範囲は狭いし、巻き取り回収が早すぎてイカが抱くヒマがなく必要以上のシャクリは警戒されてイカは散ることになる。


キャスト後、着底したら、この時点で周囲20メートル以内(イカが見渡せる範囲)にイカが居ると仮定し、イカは沈降してきたエギに興味を示して寄ろうとしているので、ここで、いきなり大きくシャクリ上げることは絶対にしない。


あくまでもエギは海老に似せた擬似餌ということを忘れずに!


海老は海底に居ますよね?

自然界の海老が2メートルも3メートルも跳ね上がりません。海底に居る海老は危険に感じたら逃げるために跳ね上がりますがせいぜい50センチを何度も繰り返すだけです。


ようするに海老と同じ動きを演出させれば良いのです。


ゆっくり糸ふけをとりながら張らず緩まずでアタリを待って、そのまま3分ぐらいは放置する。


シャクリ上げたい気持ちを我慢して放置する。


3分待ってもラインが走らないなら、エギを少しだけ50センチ〜1メートル以内まで小刻みに跳ね上げさせ2〜3回繰り返してアタリを待つ。


それをひたすら繰り返すのみ。


根掛かりが少ない砂利底ならサビク(穂先でエギを左右にゆっくり移動させる)のも有効です。



よって、私の場合、キャストから回収するまでの探る時間は他のエギンガーよりかなり遅くてゆっくり地道に探る感じ。


イカがあたれば触腕パンチから移行して、抱き寄せればラインが走るのでわかるので、その時点で合わせを入れたら良い。


因みに、皆さんが使用しているエギのほとんどが「大分型」と言われているって知ってましたか❓


エギの発祥の地、大分県津久見市保戸島の漁師が考案した小型のエギを船からテグスで手の動きだけでシャクリ上げていたものを、釣り人が投げ竿に付けてぶん投げたのが最初のエギンガーの始まり。


エギは海老を演出して釣り上げる擬似餌なので、小刻みに跳ね上げが大分型エギの正しい使い方です。


潜水漁師曰く、泳がせで釣る方はアジを使用する方がほとんどですが、それは活きたアジを購入しやすいからで、自然界ではイカは泳ぎの速いアジを狙うことは少ないとのこと。


捕獲しやすいのはホバリングして海底付近に居るエビやハゼ、ベラ、キューセン、キスなどを上から触腕伸ばして捕獲するのを何度も見てるそうで、だから、それらを捕獲するために海底が砂地で尚且つ、近くに藻場や岩礁が点在するような海底に居ることが多いそうだ。


鷹が上空から見下ろしてネズミなどを仕留めるのと同じかなと。


そんなテグスと同じように小刻みにシャクリを入れて放置していると、触腕から拾い上げたエギを抱いてゆっくり移動していくのでラインがスルスルと出ていったところを合わせたら、1.5キロのナイスサイズであった🦑

ボトムを攻めることが多いので、私が考案したオリジナルスナップ結束ガードとエギのフックを若干加工しているので根掛かりしてもエギのロストがほとんど無くなった。

オーバーアクションでビュンビュン音を出してシャクリ上げている方をよく見かけますが、夜間は騒音迷惑になりますので自粛ですが、デイゲームならば、それがカッコいいとかストレス解消とかの理由であれば、それも良しですが、ラインもロッドも傷むので、私はタックルは大事に使いたいのと体力も使いますからほどほどに楽しんでます。

同じように、繰り返していくとラインが手前に緩む場合もある。その場合はイカが抱いて手前に寄ってきたためにラインがふけたアタリが出るので、ゆっくりラインを巻き取り重さが伝わったら合わせる。

そんな感じで、同サイズ1.5kg🦑を追加。

本来ならイカは即座にキャッチ&リリースするのですが二杯共にオスだったのと正月用の食卓にとキープ。

teamOMTメンバーのEさんJr.くんも、私の釣法を見よう見真似してデイゲームエギングにチャレンジ。すると早速、ヒット!

「ガンガン、シャクリを入れないでも釣れるんですねー」と実感したようで覚えが早く、アジングも上手いのでエギングのセンス良い。

やり方をマスターすると、中学生でも連続ヒットさせることができる。お試しあれ。

日が沈むとデイゲームエギングは終了。


エギングタックル

ロッド/シマノ製20セフィアエクスチューンS86ML

リール/シマノ製ヴァンフォード2500S+スタジオオーシャンマークダブルハンドル

ライン/ハイテナジャパンPE(プロトモデル)8 0.6

リーダー/クレハ製シーガーグランドマックスFX2

エギ/シマノ製clinchエクスカウンター 3.5号ケイムラアボガドorヤマシタ製エギ王K 3.5号オリーブゴールドor軍艦グリーン

オリジナルスナップ結束ガードシステム

ギャフ/第一精工製オートキングギャフ500

クーラー/シマノ製ライトゲームスペシャルII+タナハシ製ロッドスタンドシステム

ライフジャケット/ブルーストーム製ライトゲームモデルBSJ-7120