船長への道

自分都合で好きな時間に好きなフィールドに自ら操船するボートで釣行やクルージング出来ればフィッシングライフも更に充実するだろうと船舶免許と無線従事者免許を所得した。


釣りに特化した構造の和船カスタムボートが近年、流行り☝️

釣りを邪魔しない足場フラットな構造が和船カスタムボートの良いところ。



カッコいいカスタムボートを自ら操船して釣りに行くには国家資格である船舶免許を所得する訳だが、船舶免許には車と同じように用種に合わせての免許制度がある。



船舶免許には以下のような種類がある。

種類によって航行できる範囲が違い、釣り用で沿岸域、五海里以内(9km)に限定と考えるならば二級船舶免許が必要。


五海里以上の航海距離制限無しで外洋に出て釣りやレジャーを楽しみたいと考えるなら一級船舶免許。但し、沿海区域の外側80海里(148.16km)以遠を航行する場合には機関士免許を所得する乗組員が必要となる。

因みに二級船舶、一級船舶も船の大きさは20トン 未満まで操船できるので磯釣りなどの渡船クラスはOKとなる。但し離島など航行するならば冒頭で説明した通り五海里以上となる一級船舶免許が必要となる。


通称2馬力ボート
※長さ3m未満、推進機関の出力1.5kW(約2.04馬力)未満の船舶は免許不要です。


また、携帯電話の電波が届く沿岸エリアならば良いが、外洋に出て事故やエンジン故障等で漂流などの万が一に備えて、電波圏外エリアの場合、出力(W)が大きい無線機が必要となるのだが、電波法規では規定出力以上の無線機を扱うためには無線従事者免許が必要となる。



小型船舶免許や無線従事者免許は自動車学校と同じように教習所(講習会)に通うのが合格への早道☝️


二級小型船舶免許用教科書は3冊

二級小型船舶免許は以下の3項目を重点に習う。
後は予備知識としては天気図、機関、漁業等について学ぶ。
1、船長の心得及び順守事項
2、交通の方法
3、運行

難易度が増す一級小型船舶免許
一級船舶免許用は二級の3冊と更に上級科目の2冊を追加勉強しなければならなく難易度が増す。
上級科目として海図を見ながら航行計画をたてたり、コンパスで船位の測定、実航進路や速力の計算、ロングクルージングにおける準備・レーダー及び音響測深機・救命いかだ、救命用通信装置及び無線電話等、気象予測など技術的な内容になる。


無線従事者免許とは無線設備の操作又はその監督を行う者であつて、総務大臣の免許を受けたもので電波法に定義され、講習内容は基本的に無線工学と電波法規を習得する。

無線工学は無線機の種類にもよるが基本的には電気物理、電気回路、能動素子、電子回路、送信機、受信機、電源、アンテナ、電波、計測、操作方法等を学び、電波法規は電波法に定められた内容を習得する。



講習会場

船舶免許の基礎知識を学ぶ。

実技講習会、船舶点検整備

係留ロープの結び方講習

もやい結びの仕方ムービー📽


コンパスの使い方講習。

電気系統の故障等でGPSが使えない場合など万が一に備えて遭難にならないよう自分の位置を知るためにアナログ式船舶コンパスの知識は必要。




教官指導の元、自ら操船して出港、操船技術、人命救助、寄港する実習。


実技講習コース


無線従事者講習


船舶免許、無線従事者免許の場合、教習所にもよるが丸々1日(午前9時〜午後4時)参加できるならば最短で2日間に及ぶ講習を受けて最終審査で実技試験と学科試験に合格(船舶免許の場合は事前に医師による身体検査が必要)すれば約1ヶ月後に免許証が交付される💮 


皆さんも今からの釣りシーズンに備え、船長目指して船舶免許と無線従事者免許を所得してみてはいかがでしょうか⁉️