裸の女性が馬に乗っているGODIVAのロゴマークについて。
11世紀、レオフリック伯爵に嫁いだレディ・ゴディバでしたが、伯爵は野心が強く大修道院等の公共の建物を次々と建てては、領民から取る税を増やします。あらゆるものを課税の対象とし、肥料にまで税金をかけ、領民は重税に苦しみます。
心優しいレディ・ゴディバは、貧しい領民にさらに重税を課すことがどんなに苦しいことか、伯爵に税を引き下げるよう願い出ました。
伯爵は断りましたが、彼女は何度も訴えます。
ついに議論に応じた伯爵は、彼女に告げます。「おまえが一糸まとわぬ姿で馬に乗り、コベントリーの町中を廻れたなら、その時は税を引き下げて建設計画を取り止めよう。」
翌朝、彼女は一糸まとわぬ姿で町を廻りました。
領民たちはそんな彼女の姿を見ないように、窓を閉ざし敬意を表しました。
そして伯爵は約束を守り、ついに税は引き下げられました。
GODIVAの歴史
1926年
ベルギー・ブリュッセルでマスターショコラティエだったドラップス氏。自宅の地下室を使い「ショコラトリー・ドラップス」としてチョコレートを作り始めます。家族全員が会社の運営に協力し、4人の子供たちはそれぞれ製造、仕上げ、箱詰め、配送に携わっていました。
1937年
創業者のドラップス氏が亡くなり、その何ヵ月後かにドラップス夫人も亡くなります。残された4人の子供たちは、自分たちの力で家業を守り続けます。ジョセフは顧客の心を理解する才能を持っていました。ピエールは絶えず新しいチョコレートを開発する創造力を持ち、フランソワは滑らかなマジパンとおいしいゼリーの作り方をマスター。イヴォンヌは包装紙やリボンなど、美しいパッケージを開発します。
1945年
「ショコラトリー・ドラップス」だった会社を「ゴディバ」とし、ブリュッセルのレオポルド2世通りに、「ゴディバ」第1号店をオープンしました。
社名のゴディバは11世紀の英国の伯爵夫人レディ・ゴディバに由来します。 「ゴディバ」のシンボルマークである、馬に跨った裸婦こそが、自らを犠牲にした誇り高き彼女に敬意を示してゴディバを社名し、馬に乗った姿をロゴマークとしてジョセフと妻ガブリエルによって命名された。