短い周期で天気がころころ変わり
八せんに入ったと思ったら途端に雨が続く日々だ
仕事から帰って
晩酌しながら飯を喰らい
そのままごろりと横になると
開け放った窓から時折強く風が吹き込んで
酔いに火照った頬を撫でる
遠くを走る汽車のジョイント音が今日はひと際近くに聞こえる
子供のころ、お父さんが教えてくれた
遠くの音が近くに聞こえると、雨が近いのだと
そんな音に耳を澄ましていると
ケ、ケ、ケ、ケ、と田んぼのカエルたちの声に気付く
雨が近いぞ
ケ、ケ、ケのケー
雨降り大好き
ケ、ケ、ケのケー
夜なら鳥に喰われることもない
せいぜいケロケロ鳴いていろ

山はウツギの季節で新緑に白い花が生える
ヒトツバタゴは珍しいが近くの道の駅に寄ったら
きれいに花を咲かせていた
ナンジャモンジャの木とも云われたりする
以前ちょっと勤めていたゴルフコースの入り口に続く道路に並木があって
この季節は青い空に映える白い花がとてもきれいだった記憶がある

雲の色がちょっと怪しい
梅雨に続くこの季節
晴れた日はとてもさわやかで気持ちがいいね
今度の休みはもうちょっと遠出してみようかな
