朝晩ぐっと気温が下がるこの頃


 

早朝に走りに出る日は着るものが難しい。


 

ちょっと着込んで出て、日中は我慢して走り切るか、


 

逆に朝や夕の寒さはぐっと堪えて走るか、


 

まあ、暑くなったら脱げばいい訳だから、でも脱いだものが荷物になるしなーとか


 

男のくせにぐだぐだと考えあぐねる秋の朝。


 

Dsc_6798_1024x678


 



そこへ来ると我らが銀じぃ(R100RS Twinshock Model)の


 

インテグラルカウル(BMW命名)の稀有な防風性能はこれからの季節が本番。


 

なんせ真冬でも厚手のグローブは滅多に必要ないほどで


 

電熱ウエアもグリップヒーターもBMWモトのくせに


 

まったくもって出番がないのだ。


 

余談だけど、銀じぃの頃の純正グリップヒーターは


 

グリップのゴムの色がグレーでとても気持ちが悪い。


 

まあ握っていれば見えないんだから関係ないけど、


 

あの妙に明るいグレーを握っていると想像するだけで


 

気分はブルーになること間違いなしだ。


 

今朝の冷え込みがちょっとキツかったとはいえ、


 

銀じぃなら高速に乗って飛ばしても、やっぱりそれ程でもない。


 

それくらいBMWのふるさとドイツは冬の寒さが半端ないのだ。


 

オートバイの工場があるミュンヘンなんてだいいち冬はオートバイで走れない。


 

だから、あんなに対候性にこだわるんだなと思う。


 

銀じぃに乗るとドイツの寒さをなんだか分かる気がする。


 

日本の秋口なんてこのカウルにかかれば屁でもないのだ。


 

むしろシリンダー真後ろのつま先は今日もすでに熱い。


 

4500rpmで巡航する。


 

久しぶりなのでちょっと振動が苦になる。


 

が、それも僅かな間で、すぐに慣れる。


 

カウルの防風性は本当は160km/hくらいがいちばんいい。


 

120くらいではバリアが少し小さくて背中に風を巻き込む。


 

中津川ICで下りる。


 

高速は100kmくらいの距離が丁度退屈しない。


 

国道19号線は空いていた。


 

結構なペースで流れていて、あっという間に元橋まで来た。


 

今日は王滝川を辿って御嶽へアプローチし、田の原まで登る。


 

Dsc_6854_1024x697


 

天気はいまいちだけど、空気が乾いていて清々しい。


 

スキー場の下で気温が14℃。


 

まだまだ上る。


 

Dsc_6818_3_1280x442


 



Dsc_6808_1024x715


 

カラマツの樹林帯を抜けるといよいよ高山帯。


 

森もなくなって中央アルプスのパノラマが広がる。


 

Dsc_6848_1024x652


 

ナナカマドやヤマウルシが真っ赤に色づいていた。


 

雲が広がっているけど、寒気による雲なのですごく高いところにある。


 

3000mの御嶽の峰よりずっと高い秋の雲だ。


 

田の原はもうすっかり色付いて秋真っただ中だった。


 

Dsc_6831_1024x761


 

Dsc_6832_1024x680


 

Dsc_6837_1024x686


 

 


 

 


 

Dsc_6840_1024x680


 

初登場のミニテーブル。


 

ストーブを安定させられる台が欲しくて実戦投入。


 

あったかい珈琲がうまい季節だな。


 

田の原を後にして、三岳へ下りる。


 

県道20号線(長野県・上松御岳線)で開田へ出た。


 

Dsc_6863_1024x680


 

Dsc_6862_1024x680


 

本当の目的はこっちかも?


 

木曾馬たちに草をやりながらすごす。


 

しかしよく喰うなー。差し出せば差し出しただけボリボリ喰う。


 

ウマ、かわいいな。


 

Dsc_6859_1024x680


 

結局いつもの「霧しな」で蕎麦を喰う。


 

ぽよよーんもちが食べたくて定食にした。


 

辛み味噌をのせた蕎麦豆腐でほんとは一杯やりたい。


 

Dsc_6871_707x1024


 

国道361号線で19号へ戻り、木祖から権兵衛トンネルを抜けて伊那谷へ出た。


 

伊那谷は低い雲が出ていて、アルプスは見えなかった。


 

午後はさすがに気温が上がる。


 

ブーツを脱いで休憩。


 

Dsc_6874_682x1024


 

今日は500kmを越えそうだな。