EXITMUSICのブログ

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ホテルの部屋にはいってからの彼女は多弁だった。
きっと恥ずかしかったんだろう。
ベットの上で腕枕をしながらも、たくさんの言葉で俺と彼女の距離を保とうとたくさんの言葉を並べる彼女を軽く抱きしめ、背中を優しく俺はなでた。
そうしているうちに彼女は言葉少なになり、俺の胸の前で両手を握り締めて背中の感覚に必死で耐えていた。

すこしづつ彼女の体が開き。
優しく服を脱がせていった。

彼女の胸があらわになったとき。
俺はため息をついてしまった。
彼女の胸がものすごく綺麗だったから。
執拗過ぎるほど彼女の胸を攻めると彼女はぼーっと俺を見続けていた。

その後、自分の理性を見失ってしまった彼女は入れてほしいと俺に懇願してきた。
彼女は俺の上にのり、自分で自分の中に俺を導いた。
一度大きな波を彼女が迎え、今度は俺が上になり彼女を責めた。
大きな波を迎えて意識が朦朧としていた彼女がまた襲ってくる快楽で自分を取り戻したとき、何もつけないで自分の中に導いてしまったことに初めて気付いた。
焦る彼女を押さえつけて責め続ける俺。
彼女は自分の感じる快楽が焦りよりも大きくなってしまったのか、彼女は俺の背中に手を回し、足を絡めてきた。
もう一度理性を失ってしまってからの彼女はいつものように大胆だった。
そして俺の最後を迎えた。
俺は彼女の名前を大きな声で叫び。
彼女の中に吐き出していた。

仕事で、俺と彼女のプロジェクトが終わって。
また、一度その関係が始まってからお互いを必要以上に意識してしまうようになってなにかギキシャクしてしまった。

1年後。
彼女の盾になる人もいず、会社の中で孤立し、会社を辞めた。
会社を辞める夜、二人で会社の喫煙所でタバコを吸いながら、彼女は俺に向かってつぶやいた。
「あなたがずっと盾になってくれるって思ってどこか期待してしまっていた。それがだめだったんだろうな。結局あの夜からそんな必要以上に期待しちゃってたな。いつも訴えるような目をしててごめんね。」
と。
彼女の訴えるような目を実は俺は気付いていた。

こんばんは。

皆さんは職場での恋愛って良くされますか?

EXITは職場恋愛ってめんどくさいって思う人です。
理由は女性の多い職場ということ。

噂が立てばおしまいです。

だから職場での恋愛や同僚とのエッチは絶対しません。
って誓ってました。だれがそういったわけでもないけど、勝手にちかってました。
ま、最初の2年くらいは。

でも。。。
だめですね。
スリルがあるんでしょうか。
それとも、俺の性格やもって生まれた理性の弱さからか。

ようこは俺のその誓いをはじめて破ってしまった魅力的な女性でした。

ようこ
38。
とにかく愛嬌があり。
素敵な笑顔と毒をもち。
頼もしい行動力とツンと上を向いたすてきなおっぱいを持った女性でした。

彼女は中途でうちの会社に入ってきて。
同じプロジェクトを担当した女性でした。
プロジェクトといっても2人だけで担当するちいさなプロジェクト。
もちろん一から俺が仕事を教えるわけで。
いわゆる年上の後輩でした。

すべての愚痴を聞くのが俺の役目。
先輩の喧嘩相手の盾になるのも俺の役目。
上司へ一言物申す槍になるのも俺の役目。

自然、食事をすることも多くなり。
そして、食事をするときも、テーブルで面と向かって話をすることから、カウンターで隣で怪しげな雰囲気をかもし出すには時間はかからなかった。

彼女は地元神戸出身で車もち。
俺はそのとき付き合ってた子に嘘をついて彼女とのドライブに付き合う休日が多くなった。
そんな時間の積み重ねが俺と彼女の距離をさらに縮めることへ加速をつけた。

2年神戸に住んでいて、まだ六甲山から夜景を見たことの無い俺は。
初めて彼女にわがままをいった。
夜のドライブがしたいって。
100万ドルの夜景とはよくいったもので、息を飲む美しさだった。

寒い夜。
彼女の手を温めるために優しく彼女の手を包んでいた。
俺の手が、夜景の美しさに手に勝手に力が入っていった。
「ほんとうに今夜は帰らなくていいの?」
そんな俺の手の力が引き金になるように、さっきまで少し見飽きた夜景をボーっとタバコを吸いながら眺めていた彼女が声を絞り出した。
「こんなに気分盛り上げさせといて、それを聞く?今夜はだまってついてきなさい。どれだけようこの愚痴につきあってるとおもってるん?」
後輩だけど13も年上の女性に少し背伸びして少し先輩ぶった答えた俺に、彼女は恥ずかしさを隠すように笑い続けていた。

車で坂を下り、峠の間にまばゆく光る色とりどりのネオンのある一角のあるホテルに車を止めて一息大きなため息を俺はついて彼女の方を見た。
彼女は助手席でうつむいたままちらりと俺を見た。
それに俺はうなづき、ドアを開けた。
これまでの関係を崩してしまうかもしれないと思いながらも、そんな不安を彼女に感じさせないように部屋まで彼女を手をつないではいった。
その後、彼女は京都を離れ、福岡の大学院に。
そのころから俺らは連絡をとらなくなった。

その2年後。
俺は日本に帰国。

俺が帰国して3ヶ月くらいたったころ、実家に1本の電話が入る。
彼女の彼氏からだった。
俺は混乱した。
彼氏は興奮していたが、ただ
「彼女のことは彼女がきめること。あなたが俺になにを言おうがどうなるものでもない」
とだけ俺は伝えた。
次の日、もういちど俺の家に電話があった。
けいこからだった。
彼女はいきなり泣き声になった。
昨日のことを彼女は泣きながら謝っていた。俺と連絡をとらなくなって、彼女は福岡で彼氏ができたという。でも、俺のことに決着がついてないといった。だからもう一度会いたい、おれの優しさと距離感がぼんやりと体の中に残っていて、もう一回あわないと先に進めないからと俺にむかってすべての感情を吐き出した。

二日後、俺は彼女を迎えに羽田に。

その日の夜、俺は彼女の体を求め、彼女はそれに応じた。
悲しいセックスだった。
目をあわすことが怖かった。目をあわさないように抱きしめながら腰を振る俺。俺の上にのって泣きながら腰を精一杯振る彼女。
これが最後だって、距離が0でも何かお互い欠けてしまったこのに気づいたんだろう。
セックスが終わって俺の横で眠る彼女の体をさすったが、糊の利いたバスローブはどこか冷ややかで悲しくなった。

「ボクが何千マイルも歩いたら手のひらから大事なものがこぼれ落ちた。思い出の歌、口ずさむ、つながらない思いを月にかえした、土に返した。」<くるり 「ワンダーフォーゲル」>

2年前。
彼女と東京で最後のセックスをしてから4年後。
ものすごい偶然に三ノ宮の交差点で彼女にばったりあった。
怖いくらいの偶然。

彼女は京都で働き、俺は神戸で働いていた。
距離は新快速で40分。

二人でその夜、チキンジョージの裏の飲み屋で泡盛をしこたま飲んで昔話に花を咲かせた。
楽しかった。
カウンターの横で二人並んで30cmの距離がなぜか心地よく感じた。

その年の10月彼女からメールが入った。

「来年の1月に結婚する。」

と。
心底うれしかった。

「ハローもグッバイもサンキューも言わなくなって。こんなにもすれ違ってそれぞれに歩いてゆく。」 <くるり 「ワンダーフォーゲル」>