そう、あれはクラスマッチ2日目。





バスケで3-2と戦った時、ミスってしょこたんと転倒してしまった私






“…かっこわる。”






そう思って涙が溢れそうになった…かと思いきや
しょこたんと仰向けになりながら爆笑してた私を







天使のような笑顔




いや




まさに天使そのものが、笑顔で手を差し伸べてくれた。









その瞬間、身体中から力がみなぎり、

テンションは史上最高潮。


心臓の高鳴りは、試合が終わるまでとまらなかった。






















と、こんなことがあったわけよ!







まぁ、この天使

まやが『それ、あたしだよ』


って言ってるけど





絶っ対ゆいちゃんだと思うんだよね!!





思うってか、絶対ゆいちゃんだから!!

そう信じてる!












でもそれで終わらないのが私ですよ。




“わかった、派手にコケてゆいちゃんに助けてもらおう!

そしてもう一度手をつなごう!!!”





そう思ってねw










それからずっと
ゆいちゃんの前で何度も何度もコケたんだけど、




ゆいちゃんに助けてほしいのに!






何度も何度も何度も何度も!!
まやとはづきに邪魔され……



だって、遠くにいてもわざわざ助けにくるんだよ?


絶対邪魔しようとしてるでしょww




『おまえら助けなくていい!そこから動くな!!』




そう言ったら言ったで


確かにその場から動いてないけど…
ゆいちゃんと雑談し始めるし。




そのせいでゆいちゃん気づいてないし笑














まぁ実際その後何度も挑戦して、

なんやかんやで最後にゆいちゃんに助けてもらえたんだけどねw







試合の時に見た、あの笑顔で
手を差し出してくれてさ。





『あ、ありがとう』

なんてゆーてw






しかしそのあと


またあいつらですよ。


まやとはづきですよ。




そのゆいちゃんとつないだあとの私の右手を触ろうとしてきて。





絶対触られないようにずっと逃げ続けて


必死で背中に右手隠して後ずさりしてたら









事業部副部長のかずこが走ってるところに


偶然にもぶつかって











どっかーん\(゚∀゚)/!!って。










爆笑するまやとはづき



崩れ落ちる私










背中とぶつかったってことは、




一生洗わないつもりだった


ゆいちゃんモードの右手は


一瞬でかずこモードに切り替わってしまったわけで…






かずこモードも好きだけどね!!



やっぱレア度はゆいちゃんモードのほうが高いし…笑

























まぁ




こうして、私の青春は終わった



そのあと不思議と落ち着いたのは、


かずこモードのほうが


性に合っているということだろう。






しかし一生、忘れることはないだろう。







あの日の試合で見た天使の笑顔と、




何も知らず走り去る、かずこの背中を。













GOODBYE、青春


GOODBYE、ゆいちゃんモード