私のロック史を語る上で絶対に外せないもの。

それがPIERROTというバンドです。

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どんな経緯で好きになったのか、は以前インタビューで語っているのでそちらをぜひ。↓

http://vif-music.com/pierrot-respect/vol7-miko/



ここで話しているように、邦楽ロックをちゃんと聴けるようになったキッカケが彼らで、

日本語歌詞を受け入れられたのも彼らの曲からで、

それまでエリッククラプトンを好んでいた私には、大事件な出会いでした。



ライブの楽しさを教えてもらった。

ギターの面白さを教えてもらった。

新譜を待つ嬉しさを教えてもらった。

歌詞の意味を想像することを教えてもらった。

そしてギターを手にし、exist†traceを始めた時、今まで聴いて来たものが全て自分の引き出しに入っていくのを感じた。

プレイスタイルや手癖、大好きな曲達も研究対象に変わり、

ライブの演出、セットリストの作り方も何もかも参考になってしまう。






でも同時に、解散という別れの恐怖も知ってしまった。

もう二度と生で聴けない悲しさを知ってしまった。

心の炎が消えてしまう時、仲間と共に歩めなくなった時、

ソレは多くのバンドに訪れてしまうもの。

でもその怖さは強さに変えるんだ。

知っているからこそコントロールするんだ。

支配されずに、掻き消す程の、自分達の音を作るんだ。

死を知った人間が、強く、理性的に生きるように。





そしていつか、何度も彼らのライブで足を運んだあの場所に、

自分の力で立ちたいんだ。

あの日の丸の下に。