こんにちは。

毎回恒例、リリース直前の遠足へと出発直前の私達です。

みんな昨日はSEATAにお集まり頂き、ありがとうね。

1曲目から『liquid』を演奏するなんて、一体何年ぶりだろう?

この曲は「男性に負けたくない」と必要以上に強く思っていた時期に作った曲なので、

男らし過ぎる位に激しい曲です。笑

でもその頃の悔しさとか、自分を信じる心を思い出せる、

私にとってかけがえの無い曲なので、

頭を振り乱しているみんなを見ると、何とも言えない幸福に包まれるのよね。

ごちそうさまでした。






ちなみに昨日のライブでこの衣装は見納めでした。

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つまり、次、そうワンマンの時には・・・?

お楽しみにね。






さて、いよいよ明後日、

フライングゲット出来る人はついに明日、

『THE LAST DAYBREAK』リリースですね!

みんなからの反響が楽しみでドキドキが止まりません。

それではこの新譜の中から今日は、

4曲目『I feel you』のご紹介と制作秘話をお話したいと思います!






この曲はMarshallと青いストラトくんで録ったのですが、

あともうひと押しサウンドに個性が欲しいなと思ったので、

Fulltone USAのFULL DRIVE2というコンパクトの歪みを足しました。

写真を撮り忘れましたが、水色に白のつまみのコです。

間奏部分でギター隊がそれぞれ個性的なフレーズを弾いていたりするので、

その辺りもチェックして欲しいです。






そしてこの『I feel you』というタイトルは、サビの歌詞がそのままタイトルになっています。

「I feel you 冷たい風に乗りあなたを見つけ出し

 I feel you 空に架かる赤色結ぼう あなたの街へと」

デモの段階から「I feel you」という言葉はずっとあって、

この言葉からどんどん歌詞やサウンドの世界を広げて行きました。

元祖mikoワールド全開の、水彩画系(花の咲かない街とか)の歌詞です。

雑誌でも色々語っていますが、表向きは少年の淡い恋心を歌った曲。

でも、実は私の実体験を重ね合わせている詞でもあるんです。






私、子供の頃の一時期、アメリカに住んでいたのですが、

やっぱり国を跨いでの引っ越しや、向こうの教育機関の都合で、

転校する事が多かったんです。

半年ずつ学校が変わって、友達が出来ては別れ、出来ては別れ。

大好きな大好きな人とも、またすぐ海に阻まれ会えなくなってしまう。

子供の力ではどうする事も出来ない・・・

そう思うとだんだん家族以外の他人に執着がなくなって。

きっとみんな私の存在すら忘れていくんだ、と悲しく思っていました。






けれど、月日が流れた今は、

もしもまた会えるのなら、「初めまして、これからよろしくね」、

そう言ってまた1から始めればいい。

と思える様になりました。

それは諦めでも何でもなくて、覚えていようが忘れていようが、

私にとって大切な人である事に変わりはないから。

過去の白紙を悲しむよりも、今開いているページに色を塗りたいんだ。

・・・こうして皆大人になっていくのでしょうか?笑






私はこの曲を聴くと小さい頃の自分を思い出して懐かしい気持ちになりますが、

みんなも例えば長い間会えていない友人や、

大切な恩師、はたまた初恋の相手・・・

たまにはゆっくり思い出して感傷に浸ってみてはいかがでしょうか。