今日もまっ晴れ!野生動物写真アルバム -12ページ目

今日もまっ晴れ!野生動物写真アルバム

流行りのSNSを頼りに珍鳥を追うのではなく、一人で探鳥を楽しみながら撮った野生動物写真アルバムです。情報など一切ありませんので御理解のうえ御覧戴ければ幸いです。

 

私の居る道東オホーツク地域では10数年まえ(2013年)に暴風雪の影響で9名の方が亡くなると言う痛ましい事故がありました。そして、世の中が双子座流星群に沸いてる12月14・15日もその時と同じような大荒れの天候となりました。2013年のその日と同じように午前中は薄日も差す道東にしては穏やかなお天気で、私は夕方までに帰れば大丈夫だろうと"やませみ"の撮影に出掛けてしまい、無事に"やませみ"の写真を撮って帰ろうとしたら、私の通る道は既に予防的通行止めの措置が取られ、帰れそうな道路には軒並み遮断機が下ろされていて、夕方には帰られると思っていたのに峠を越えてぐるぅ~っと遠回りをして帰らざるを得なくなりました。峠を越えた頃には猛吹雪となり、前照灯には吹雪がスクリーンのようにライトを反射して視界が利かない中を帰るはめになりました。ハイビームにすれば余計視界は遮られ、道路上には突然シカが立っているし、10数年前のその出来事が頭をよぎる不安な中を這う這うの体で家に辿り着いたのでした。

 

翌朝は、まだうす暗いうちに寒さで目が覚め、電灯を点けようとしても点かず、ストーブも消えているので停電しているようです。家の中はまだ暗いので、携帯用のLEDを手探りで探し何とか明かりは確保できました。 我が家に供給されている電気の電線は、町道沿いに通ってる電線の幹線から我が家へ250mほど枝分かれさせて張られていて、強風のためにその電線が切れてしまったのかもしれません。夜明け前の窓の外を見るとかなりの雪が積もって完全に孤立してしまっているようで、停電しているので今おかれている状況が把握できません。携帯で情報を収集するにもその手段が分からず不安で仕方ありません。とりあえずカセットコンロでお湯を沸かして暖を取って周囲が明るくなるのを待つことにしました。

 

朝7時を過ぎると太陽が顔を出し、外に出てみると足がすっぽり股まで埋まってしまうほどの雪で町道へ出る道は完全に埋もれてしまっています。御覧のように↓取り付け道は吹き溜まりで出来た雪で道のほうが周囲より深く雪が積もってしまっています。この積雪を250mの距離をラッセルして町道に出て、600m先の農家さんまで助けを求めに行くしか方法はなさそうです。

幸いなことにこの頃には電気が通じて、停電は我が家へ分かれている電線が切れたからではなかった事が分かってホッとしました。

 

とりあえず向こうに写っている倉庫までスコップを取りに行って、自分で出来るところまで除雪をしようと試みましたが、湿った雪は予想以上に重たくて人力ではどうにもなりません。

 

あまり朝早く600m隣の農家さんに除雪を頼みに行くのも憚れるので、まず朝食をとってから除雪のお願いに行くことにしました。 一旦収まって、冬の嵐もこれで収束したと安堵していたのに風雪が再び強まってきたので慌てて除雪を頼みに出かけ、有難いことにすぐに除雪に駆けつけて戴けて、町道までの取り付け道を確保することができました。

 

あとは自分で"ママさんダンプ"で除雪して、今後の停電に備えてカセットガスストーブや食料の買い出しに出かけることが出来ました。

 

一旦収まるかと思っていた暴風雪は、買い物から帰ってきた頃から益々強まってきて最大風速は何でも風速40m/sオバーに達したとテレビで報じています。

 

朝方、母屋のお風呂まで開けた通路が再び吹き溜まった雪で埋もれそうです。未だ停電が復旧していない地域もあるとかで緊急避難情報の報が携帯にけたたましく鳴っています。

12月初旬の当地の日の入りは15:42と早く、再び我が家も停電にならないとも限らないので15時過ぎにお風呂を沸かして、明るいうちにお風呂に入りました。

 

一晩中吹き荒れた暴風も明け方には止み、翌朝は昨日の嵐が噓のような晴れ間が広がりました。

 

しかし町道までの取り付け道は再び吹き溜まってしまい閉ざされてしまいましたが、連日除雪を頼みに行くのも憚れるし、吹き溜まった雪だけだから自分で除雪することにしました。

幸い風もなく陽射しもあるのでTシャツ一枚になって、ママさんダンプ一丁で除雪したところ一時間ほどで車が通れるくらいの道幅を除雪することができました。

自撮りで開通の記念写真を撮りました(^^ゞ

 

110年前の12月9日、北海道の苫前三毛別で開拓農民の男女6人が羆に殺害されるという日本の獣害史上最悪の惨事が起こりました。その羆が撃たれた直後から天候は荒れ始め、中には氷橋(すがばし)の上を腹ばいで渡ろうとした者が対岸まで飛ばされたという大風が北海道に吹き荒れました。猟師の間では羆を撃つと風が吹き荒れるという伝説があるようです。  三毛別に現れた魔獣は300kgを超す巨大グマであったと言われます。期せずして今年の11月下旬にも苫前で300kgを超す巨大グマが正当な理由もなく撃たれた事実を思うと、この度の数年に一度と言われる大嵐もあながち伝説とも言い難い科学では証明できない気象現象だったように思えてなりません。

 

少なくともYouTubeでバズらせる目的で親子グマを追い回し、苛立った母グマが我が子を守るために身を挺して軽トラに体当たりした切り取り動画を元に ◦「〇〇川の橋のたもとで待ち伏せして車が襲われる」と言う作り話を吹聴する虚偽壁のある看護師のフェイクや、◦自分がクマに遭遇したことの話を盛るために、当地ではよく見かける"農家の庭先で放し飼いされてる飼い犬"が自分のテリトリーに入って来た自動車をすごい勢いで車を追いかけて来る経験を、あたかも遭遇したクマでそうであったかのように言う科学的に整合性の取れない、マスコミにどっぷりと洗脳された人たちの間で言われている馬鹿げた話からすれば、この羆嵐(くまあらし)のほうが余程真実味がありますね(^^

 

そもそも110年も前の三毛別の事件で多くの事を学んだ筈なのに、110年もたった今でも未だにただ「おぉ~怖いねぇ」としか感じない何の学習もできない私たち日本人って一体どんな民族なのでしょうか?考えただけで悲しくなります。

 

 

追記:【以下はゴミの不法投棄の問題ではなく、こうして捨てたゴミによってヒグマを市街地へ誘因させてしまうと言う話しです。 「クマが町の中に出て来るようになった。悪いヤツだ!殺してしまえ!」という身勝手なことを言う前に、こうした自分たちの低俗な行いでヒグマたちが人里に出て来ると言う話しです】

 

今の「クマは怖い、怖い」の報道で人間の行動には何も触れられることはありませんが、ヒグマが良く目撃され、時にはヒグマとの交通事故も起きる現場の道路わきにも、下の写真のようなゴミが道路に沿って延々と投げ捨てられています。足元のゴミだけでも拾ろって持ち帰ろうとしましたが、その量が半端ではなく5mほど進んだところで諦めた事もありました。

かつて漁師が捨てた缶コーヒーの甘味が忘れられず夜な夜な番屋に現れ、冷蔵庫の中の缶コーヒーのプルトップを開けて中身のコーヒーを舐めとっていたヒグマの話は有名な話です。もちろんこのヒグマは射殺されましたが、こんな話を聞くにつれてヒグマが哀れでなりません。

 

下の写真は"やませみ"も飛来する河川敷です。ここは観光客が通るような道路ではなく、地元の人間しか通らない生活道路です。何年か前には密漁者がこの川の河口でヒグマに襲われました。

 どうですか? これが令和の時代とは俄かに信じられないような光景でしょう?

中には弁当がらもあり、一旦、人為的食料をクマが口にすれば自然には存在しない味が忘れられずクマが人里に現れる原因の一つとされていますが、この惨状には目を見張るものがあります。

 

一度襲われているのに、その学習ができず、そのあとも何度も同じ飼い方をして5匹の犬をヒグマに襲われてしまった事実をみて「クマって怖いよねぇ」「クマって こんなに悪いのよ」としか考えられない人たちの思考回路が私には理解できません。こんな事で殺されてしまった5匹もの犬が可哀そうで、そのために射殺されたヒグマが私には哀れで仕方ありません。

 

ヒグマの人身被害が大きな問題になっていますが、北大のクマ研の人たちが長い歴史の中で丸腰でクマと接しているのに一度もヒグマとの間で軋轢がない事実を一度じっくりと考えてもらいたいものですね。

 

最後までお付き合い戴いてありがとうございました