プルルル…
プルルルル……ピッ
「もしもし?」
『もしもし瑠璃?ごめん、寝てた?』
「寝てないよ。まだ10時だし。」
『よかった…でね、明日の放課後空いてない?』
「特に何もないよ?バイト?」
『ううん、違うの。今週の休みにデートがあるから、買い物に付き合ってもらおうかと思って…だめかな?』
「いいよ、暇だから♪じゃあ,明日ね。おやすみ」
『うん!おやすみ』
ベッドの上でごろごろとしながら、
棚の上に携帯を置いた。
仰向けに寝転がり,
天上を見つめる。
「彼氏かぁ…」
岩瀬 瑠璃。
県立坂志多高校の二年生。
今まで何人かと付き合ってきたが、なかなか長く続かない。
瑠璃は校内でも可愛い方で、
人気もなかなかだった。
「彼氏ほしいなぁ…」
だが恋愛は苦手なようで、一年と、もったことがなかった。
「はぁ…」
瑠璃は纏めていた髪をほどき、ベッドに入った。
「ぅーん…誰がいい人……現れないかなぁぁ…………スゥー……スゥ……」
瑠璃は疲れていたのか、
そう呟きながら
すぐに眠りに落ちた。