夏の風物詩(3)
の続きです。
そして翌朝。
パンク修理のためにガソリンスタンドへ行ったSさんは我が目を疑いました。
車の後部、ちょうどトランクのあたりに、まるで泥だらけの手で触ったかのような手形がついていたのです・・・
増水した川に流されたという車、カーブで感じた何者かに押されたような感覚、スピードを出していたら川に落ちていたかもしれない状況、そして トランクについていた泥だらけの手形・・・
『呼ばれた』のかもしれない・・・
背筋が寒くなったSさんは、まだ残っていた夏休みを早々に切り上げて家に帰ったそうです・・・・・・