少年の声は風に消されても…間違っちゃいない！

子供の発言にはいつも驚かされる

それらは純粋な心からくるものなのか
周りの大人の影響なのか…



とある日
近所の子供が大きな声で歌っていた

サザンの『いとしのエリー』を

ほほう
なかなかの懐メロだな…
親の影響かな？



ずいぶん年齢に似合わない歌を歌うもんだとちょっと気になって、その歌声に耳を傾けた

どうやら歌詞はうろ覚えらしく所々間違えている
しかし、なんとなく可愛らしい

そして、いよいよサビにさしかかる時に、さらに声は大きくなっていった


「笑ってもっとベイベ～～♪」




「ステキにオッパイウマい♪♪」





えぇっ!!!!!?

確かに、そしてハッキリと言い放ったぞ!?

……父親の影響か？


オレも思わず声に出して歌っちゃったよ
「on my mind♪」
「オッパイウマい♪」

う～～ん…
聞こえなくもないかな…


この子の将来が勝手に心配になった、ある夏の日の夜


おしまい♪




Android携帯からの投稿

少年の詩

『それ』はいつの頃から人についてしまうのだろうか…
アダムは『それ』を身につけたことによってエデンを追放されたという



とある日の午後


たまたま仕事が早く終わり
そのまま帰宅

ちょうど近所の小学校の下校時間と重なった


子ども達が無邪気にふざけあいながら家路を辿っている

｢あ！UFOだ！！｣


あ～…はいはい
昔よくやったアレね
空を見ちゃったらバカにされるアレね…

そして振り向いた子がバカにされていた

うーん、なんて純粋な子なんだろう


その時オレは何気なく、ホント～に何気なく空を見ていた

地上に視線を戻すと一人の男の子と目が合った

男の子は悪～～～い顔になった



あれ？
これは…UFO探したと思われちゃってる？

いやいや、オレ、UFOなんか興味ねーし…


なんか仕掛けてきそうな予感がビンビンしていたが、小学生なんぞに手玉に取られるオレじゃねーぜ！
もう、いい大人だし


しかし、この男の子は意外な言葉を口にする





｢あ!!少女時代だ!!!｣



え!?

韓流の波はこんな子どもにまで及んでいるのか!?
あぁ、親の影響かな？


てか、オレ…｢少女時代｣の顔が思い浮かばん
あの脚しか印象に残ってないんですが…
でも、あの脚
キライじゃないぜ
むしろ好き
あ、オレ…脚しか見てなかったのか




まぁ、結果を言うと




オレ、振り向きました



ええ
小学生に見事に知恵比べで、してやられましたよ
まぁ、悪知恵だけどな


そして振り向いた先にはもちろん
｢少女時代｣
なんていませんでしたよ…
ただ、
｢熟女時代｣
を謳歌しているマダム三人組はいたけどね

全然うれしくねーし！

そもそも顔わからねーのに振り向いたって誰だか判別できねーよ

じゃあ、なぜ振り向いたかって？

それはね…



子どもの喜ぶ顔が見たかったからさ！

｢少女時代｣の顔よりもね


あの時の子どもたちのはしゃぎっぷりが忘れられないぜ

大きくなれよ、少年たちよ！！



次のcaseへ
つづく

ひとこと言わせてもらえば…

シューマイに


グリーンピース




茶碗蒸しに


ギンナン






て、必要か？

オレ的には
弁当に入ってる
緑のギザギザと
同レベル



一番最初に取り除きます