面接に持参するため履歴書を本屋やコンビニで購入した経験、みなさん一度はあるのではないでしょうか。
誤字脱字で一度書き損じるとやり直しがききませんよね。修正液で直しても見た目が悪いので慎重にボールペンを走らせたり、はじめは鉛筆で下書きしてからポールペンで上書きしたり。一回でうまく仕上げなければいけない独特の緊張感があります。
学生時代にアルバイトの面接で何度も書き直した記憶があります。日本の従来の履歴書には年齢、性別、写真添付の欄がありますよね。ものによっては既婚・未婚も記載したり。
でも実はこれ、アメリカでは違法なんです。
アメリカでは平等な雇用機会の観点から年齢・性別・人種・出身国・宗教・肌の色・身体の障害などによる就業の差別を禁止しています。本人写真を義務付けることは論外です。そのため、アメリカで履歴書を提出する場合は上記の情報を記載する必要はありません。記載を義務付けてしまうと採用側が違法行為に問われてしまうことに。
履歴書だけではなく、面接の際も採用側が何歳か、結婚しているのか、子供はいるのか、どの宗教を信仰しているかなどプライベートな質問に触れてもいけません。
アメリカの大学では卒業前に履歴書の書き方クラスの受講が必須でした。そこで自分が以前作成した履歴書を持参するように言われ日本で書いた履歴書を持っていったところ、「まだ世界には履歴書に写真を添付したり既婚か未婚か記載しなければいけない国があるのか!」と担当教授からひどく驚かれたことがあります。
東京で外資系エグゼクティブの秘書をしていた際、アメリカ人上司が「日本人からいつも聞かれる質問は何歳ですか?と結婚していますか?だ」と苦笑いして教えてくれました。アメリカでは相手と話をするとき、年齢を聞くことはまずありません。特に女性に年齢を聞くのは失礼という考え方が浸透しています。年齢で付き合うのではなく、その人の中身で付き合うと割り切っているからでしょう。60代でも大学で勉強したり、資格を取ったり年齢にとらわれずチャレンジする人が多いです。
日本では会話の中に当たり前に出てくる話題でも、アメリカをはじめ英語圏ではタブーとされることもあります。英語でのコミュニケーションが必要な方は覚えておくといいですね。
In Japan, CVs or resumes are unique in the way that they follow a very specific format. The template can be purchased at bookstores or convenience stores. It includes space for a picture, date of birth, gender, and marital status. It is expected to filled in by hand neatly.
In English speaking countries, especially the US, your resume should not include a picture. In the interests of equal opportunity in employment and non-discrimination, many American employers do not ask a job applicant questions regarding age, date of birth, gender, nationality, and marital status during the interview. These should all be removed from your resume as well for the reason of non-discrimination.