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【観戦記】U20女子W杯 スイス vs.日本

お久しぶりです(_ _)

TwitterやらFacebookといった他媒体の登場で、すっかりブログを書くという習慣がなくなってしまいました。

その間、あいも変わらず浦和の試合は観に行っておりまして(昨季に関して言えば、書くだけ無駄という思いがありつつ、2004年以来ぶりにホームでもゴール裏に行ったりするなど、個人的にも危機感が強かったので、ブログとか書いてる場合じゃない、というのもありましたが)、あいも変わらずなフットボール観戦ライフを送っています。

それが何故突然またエントリーしようと思ったかというと、浦和ではなく、ヤングなでしこを観に行き、感じるところがあったためです。
(浦和に関しては、ハッキリ言って、好調期・結果が伴っている時期は、たいていの物事が上手く回るものなので、よほどの予兆でもない限り心配する必要はないのかなと)


で、ヤングなでしこです。正式には「FIFA U20 Women's World Cup」ですかね。

いったんはウズベキスタンでの開催が決まったものの、国際基準をクリアできないとの判断が下り、急遽開催国が日本になった大会です。

なでしこA代表のW杯初戴冠→ロンドン五輪での銀メダルというフィーバーに上手く乗っかれる形となり、その辺、何かを持っているんでしょうなぁ。1万6000人超えという観客数もそれを物語っています。

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さて、試合です。
すでに予選リーグ敗退が決まっているスイスが相手ということもあり、どだいまともな勝負にはならないだろうとは思っていましたが、結果として案の定。

得点すべてがセットプレーからでしたが、そこに至るまでの過程は、どれもそこそこよい仕掛けだったと思います。

http://jp.fifa.com/u20womensworldcup/highlights/video/video=1687569/index.html

田中陽子のキック精度、横山の仕掛け、柴田の飛び出し、田中美南のドリブル、西川の収め方などなど、おそらく技術だけ見ると今のなでしこよりも持ってるんじゃないでしょうか。それくらい個々人が上手いなぁと感じました。相手がスイスというのを差っ引いても。

でも秀逸は猶本ですね。特に4点目となったPK獲得は、あの時間でよくハイプレスできていたし、あの場所に走りこめていましたよ。
センスという部分では間違いなく猶本が群を抜いてます。サッカーというものをよくわかってる。

が、気になった点もそこでして。

吉田弘監督がこの大会をどういう位置づけにしているのかが不明なのですが、チームとしての成熟度が恐ろしく低いです。

メヒコ戦後のインタビューで「もっと我を出していくよう選手たちに伝えた」と監督が言っていたような気がしますが、なんというか、みんな好き勝手にやっている印象なんですな。

特に横山はチームプレーを完全に無視してますよあれ。田中陽子もFK以外バランスの取り方がイマイチで、道上も、独善時の日向小次郎といった趣。

だもんで、シュート数は22本を数えましたが、試合前に掲げていたサイドの崩しが見られたのは数回。

体格で劣るなでしこが、世界と渡り合うために導き出した答が「チーム全体での連動性」だと僕は思っていますが、それが皆無で、バランス無視して仕掛けていった結果、フォローという名の尻拭いを、ほぼすべて猶本がやっていたという始末。

攻撃は攻撃で猶本経由で構築されることが多く(藤田がいたらまた別なんでしょうが)、おそらく猶本を封じられたらあっけなく負けるでしょう。どういうシステムで対峙するにせよ、猶本に前後からプレッシャーかけられれば、それだけで攻撃力が半減します。

スイスがドン引きだったとはいえ、サイドチェンジ含め、ロングボールを使うシーンがなかったので、CBやSBからのフィードは期待できないでしょうし、SBとSHの連動性は高くないしで、中央の猶本依存度が高すぎです。


そしてなぜそう感じるのかと言うと、試合終了後の振る舞いを見て、なんですね。

試合終了後、観客に挨拶に行く。ここまではよいとして、なんかね、ずーっと観客と喋ってるんですよ。
中にはプレゼントらしきものをその場で受け取っていた選手もいたくらいで。

そんな中、猶本と浜田だけが、アフターケアのためのストレッチを行なっていたのですが、あまりにもその時間が長いので、猶本が苦言を呈し呼び戻す有様で……まぁハイティーン女子のキャピキャピ感全開でした。


冒頭に書いたフィーバーに、浮かれちゃってるんだろうなぁ、と。
対戦相手のレベルを鑑みず、仕掛けがそこそこ上手く行っている点を、勘違いしちゃってるんだろうなぁ、と。

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ヤングなでしこが敗戦するときは、きっとこうです。

猶本が封じられる(放映権持つフジの意向か、なんで、3戦フル出場やねん。決勝トーナメントで疲労困憊になるの目に見えてるだろ)→他の面子が単騎で好き勝手に仕掛けて自爆する→バランス欠いてカウンター食らう→以下ループ。

もちっと具体的に書くならば、サイドを崩そうとSBが上がり、SHに中央からボールが配給されるんだけど、なぜかSB無視してアボ~ンな単騎突入からボールロストして、デカデカと空いた後ろのスペースを使われ、連戦の疲れから、猶本でもフォローしきれずカウンター一閃って感じじゃないかなぁ。

で、猶本が「私がもっとしっかりしていれば……」という責任を一人で背負い込むようなコメント残して終了。みんな泣いているんだけど、その意味合いが違う、みたいな。


それはそれで良しと考えているのか(そういった敗戦から学んでほしいと考えているのか)、協会・監督の意図がイマイチ読めないのですが、少なくとも、優勝に値するチームでないことは確かだと感じました。

決勝トーナメント初戦は、これも旬な相手・韓国。心技体、すべての面でヤングなでしこの本質が問われる一戦となりそうです。