もう一度、本田クンに求められていることの整理
■なぜ、本田がミランに誘われたのか?
これは本田が左利きであるって点と、ボールキープができる点ってのがデカくて、
右SHで起点になってほしい、って明確な意図があってのものです。
(特に監督がセードルフに変わって先発ポジションが4-2-3-1の右SHになったの見ても)
んじゃ、左利きの選手が右に配置されることのメリットはというとですね、
1.自らフィニッシュまで持ち込める
2.パスの選択肢が多くなる
って2点です。
1は言わずもがなで、ロッベンが典型的な選手です。
左利きなんで、中に切れ込んで、シュートを撃とうとしたとき、勢いを削がないままフィニッシュまでいけるんですね。
去年の親善試合で日本とやったときのロッベンがまさにこれ。
サイドから中央に切れ込んで、左足からファーへ、GKの手が届かない巻いたシュートを撃つ。あるいは、切れ込んだ後、中央でワンツーしてPAに侵入する。
こういったプレーが、サイドと利き足が逆のパターンだとしやすく、選手の攻撃力を活かせる配置になります(もち、左SHに右利きってのも同様の意味合いですよ)。
■ポジティブなアクションを起こしやすい逆ポジション
そして大事なのは2つ目のパスの選択肢が多くなるって点です。
フルコートでもフットサルでも、実際にやったことある人だとわかると思いますが、右SHのポジションで右足でボールをコントロールすると、DFとボールとの距離が近いんですね。
DFとボールの距離を空けてようと思うと、半身になったり、間に体を入れる=左サイドに背を向けるってことなって、プレーがかなり限定されるんです。
これが左利きだと、デフォルトでDFとボールとの距離が遠いんです。この場合、右サイドに背を向けることになりますが、元々のポジションが右で背後にほぼスペースはないんで問題ありません。
テキトーに拾ってきたキャプがクリロナのやつですが、この状態だと、DFは躊躇します。
勢いで突っ込んで縦にかわされたら、そのままえぐられますし、縦を切りながらアサイメントしても、中央にドリブルされる。「ボールを奪えるかも!?」と思っても実はイニシアチブは相手にあって、ボールとの距離が数十センチの差なんですが、それがデカい。
国内だとこの典型が横浜Fの愛媛ッシですかね。
■安全地帯にボールを確保した上での展開
そしてこの状態からだとこんな感じでパスを展開できます。
カカへのパスはモントリーヴォの上がりに合わせた形でもよいです。
この中でも、ロビーニョをターゲットにしたファーへのクロス、これが絶対的に右利きだとできません。ボールの軌跡がシュートコースのそれと似るんで、最初からDFがコース塞いでいるんです。巻いてかわしたパスはGKの範囲内、その逆はマイナスのパスになるんで、DFからすると攻め手を限定しやすい。
これら4つのパスの可能性に加え、さきほどのロッベンのようなシュートや、中央とのワンツーでのPA侵入といった、自分が直接フィニッシュに絡む動きもできます。
といった感じで、右サイドに左利きの選手を置く(左サイドに右利き)と、単純計算、ゴールの可能性を高めるポジティブなアクションが6つはある。
これが、左利きの本田が右に配置されている理由=求められていることです。
■トリノ戦はどーだったか?
で、トリノ戦。
本田がミランに来てからの最低評価をもらってましたが、上記に照らし合わせると、サイドで持って中に切れ込むのはいいんだけど、そこからの展開がまったくなかったため、DFに読まれまくっていた印象です。
ただ、これは本田一人の責っつーよりは、周囲との連携不足が大きいです。
ロビーニョの飛び込み、パッツィーニの裏取り、カカのポスト、モントリーヴォの上がり、デシーリオの追い越しといったことがほぼなく、ゴール前で持っちゃってた印象でした。
optaから拝借しますが、これ見ても本田から追い越したSBへのパスは皆無。本田自身もポジションが中央と右SHとを行ったり来たりって感じで落ち着いてません。
これらが改善されれば本田のプレーはもっとチームへ貢献するものとして評価されるでしょう。
それがわかっているからか、トリノ戦後のセードルフは
と言って理解を示しています。
本田にとって、今の環境は悪いものではありません。
が、周囲との連携が取れてきた段になってもまだトリノ戦のようなプレーを見せるようだと、今以上の批判にさらされることになるでしょう。
これは本田が左利きであるって点と、ボールキープができる点ってのがデカくて、
右SHで起点になってほしい、って明確な意図があってのものです。
(特に監督がセードルフに変わって先発ポジションが4-2-3-1の右SHになったの見ても)
んじゃ、左利きの選手が右に配置されることのメリットはというとですね、
1.自らフィニッシュまで持ち込める
2.パスの選択肢が多くなる
って2点です。
1は言わずもがなで、ロッベンが典型的な選手です。
左利きなんで、中に切れ込んで、シュートを撃とうとしたとき、勢いを削がないままフィニッシュまでいけるんですね。
去年の親善試合で日本とやったときのロッベンがまさにこれ。
サイドから中央に切れ込んで、左足からファーへ、GKの手が届かない巻いたシュートを撃つ。あるいは、切れ込んだ後、中央でワンツーしてPAに侵入する。
こういったプレーが、サイドと利き足が逆のパターンだとしやすく、選手の攻撃力を活かせる配置になります(もち、左SHに右利きってのも同様の意味合いですよ)。
■ポジティブなアクションを起こしやすい逆ポジション
そして大事なのは2つ目のパスの選択肢が多くなるって点です。
フルコートでもフットサルでも、実際にやったことある人だとわかると思いますが、右SHのポジションで右足でボールをコントロールすると、DFとボールとの距離が近いんですね。
DFとボールの距離を空けてようと思うと、半身になったり、間に体を入れる=左サイドに背を向けるってことなって、プレーがかなり限定されるんです。
これが左利きだと、デフォルトでDFとボールとの距離が遠いんです。この場合、右サイドに背を向けることになりますが、元々のポジションが右で背後にほぼスペースはないんで問題ありません。
テキトーに拾ってきたキャプがクリロナのやつですが、この状態だと、DFは躊躇します。
勢いで突っ込んで縦にかわされたら、そのままえぐられますし、縦を切りながらアサイメントしても、中央にドリブルされる。「ボールを奪えるかも!?」と思っても実はイニシアチブは相手にあって、ボールとの距離が数十センチの差なんですが、それがデカい。
国内だとこの典型が横浜Fの愛媛ッシですかね。
■安全地帯にボールを確保した上での展開
そしてこの状態からだとこんな感じでパスを展開できます。
カカへのパスはモントリーヴォの上がりに合わせた形でもよいです。
この中でも、ロビーニョをターゲットにしたファーへのクロス、これが絶対的に右利きだとできません。ボールの軌跡がシュートコースのそれと似るんで、最初からDFがコース塞いでいるんです。巻いてかわしたパスはGKの範囲内、その逆はマイナスのパスになるんで、DFからすると攻め手を限定しやすい。
これら4つのパスの可能性に加え、さきほどのロッベンのようなシュートや、中央とのワンツーでのPA侵入といった、自分が直接フィニッシュに絡む動きもできます。
といった感じで、右サイドに左利きの選手を置く(左サイドに右利き)と、単純計算、ゴールの可能性を高めるポジティブなアクションが6つはある。
これが、左利きの本田が右に配置されている理由=求められていることです。
■トリノ戦はどーだったか?
で、トリノ戦。
本田がミランに来てからの最低評価をもらってましたが、上記に照らし合わせると、サイドで持って中に切れ込むのはいいんだけど、そこからの展開がまったくなかったため、DFに読まれまくっていた印象です。
ただ、これは本田一人の責っつーよりは、周囲との連携不足が大きいです。
ロビーニョの飛び込み、パッツィーニの裏取り、カカのポスト、モントリーヴォの上がり、デシーリオの追い越しといったことがほぼなく、ゴール前で持っちゃってた印象でした。
optaから拝借しますが、これ見ても本田から追い越したSBへのパスは皆無。本田自身もポジションが中央と右SHとを行ったり来たりって感じで落ち着いてません。
これらが改善されれば本田のプレーはもっとチームへ貢献するものとして評価されるでしょう。
それがわかっているからか、トリノ戦後のセードルフは
我々は本田に関しては、辛抱強く待たなければならない。彼は異なる文化とサッカーを持つロシアから来たんだ。ただ、彼は今夜に良いプレーを見せてくれた。選手達は長い時間ともにプレーしていないが、ピッチ上で理解し合う時間があれば、良くなっていくよ
と言って理解を示しています。
本田にとって、今の環境は悪いものではありません。
が、周囲との連携が取れてきた段になってもまだトリノ戦のようなプレーを見せるようだと、今以上の批判にさらされることになるでしょう。


