2009シーズン 第17節 vs.サンフレッチェ広島 | execute/Allez URAWA

2009シーズン 第17節 vs.サンフレッチェ広島

浦和レッズ2-1(前半0-1)サンフレッチェ広島

得点者:6分佐藤(広島)、68・84分エジミウソン
入場者数:44,149人

-----エジ-----
原口---ポンテ--高原
---阿部--啓太---
峻希-闘莉王-暢久-西澤
-----都築-----

HT:西澤→セル
85分:峻希→永田
86分:ポンテ→堀之内


-----寿人-----
---高柳--柏木---
服部-中島-青山-楽山
--槙野-スト-森脇--
-----中林-----

58分:楽山→橋内
78分:柏木→丸谷
83分:丸谷→平繁


チーム成熟度の違いを見せつけられ、辛酸を舐めさせられた広島を迎えての一戦。

ちょうどシーズン折り返しの相手とあって、浦和の成長を計るのにピッタリな相手でしたが、内容はボロボロの一言。前半で試合を決められていてもおかしくありませんでした。

超×10でポジティブに考えるなら、ああいう試合で勝ち点3を拾える底力は今後に活かせそうなんですが……。




広島の攻めは寿人の飛び出しに柏木と高柳が2シャドーの形で絡み、中盤の4人+後ろのストヤノフが一列前あたりから裏を狙ってくる形。

execute/Allez URAWA-090712005

坪井がウォーミン
グアップ中に腿への違和感で突如出場を辞退し、寿人対策が御破算になるというアクシデントもありましたが、まぁ面白いようにやられましたね。


急遽、闘莉王とコンビを組むことになった暢久は、夏期休業継続中。サイド炎上の鎮火に追われていた部分もありますが、柏木の動き出しにまったくついていけないなど、散々な出来。


そしてそれ以上に最悪だったのが西澤ですね。攻め上がりも中途半端で、前半終了間際には闘莉王に怒鳴られるシーンまで。なんとなく中途半端に上がっているがために退却も遅くなり、柏木ら第二波集団のチェックもできずにピンチ拡大を招く始末。

本来ならチャンスとなるはずの西澤は、攻守にわたって仕事をこなせず前半でお役ご免。当然です。野球だったら確実に2軍落ち。この試合で監督からの信頼を一気になくしてしまったように感じます。


先制点を奪ってからの広島はきっちり引いてのカウンター。守るときは5人が最終ラインに並んで浦和のサイド攻撃を封じ、中にはストヤノフが立ち塞がるという、なかなかのカテナチオ。

あれだけしっかり引かれると攻めづらいのはわかりますが、とにかく運動量が足りなさすぎで、形らしい形は一切作れず。

別段、足下へのパスでもいいと思いますけど、それは動いている足下へのパスならいいのであって、突っ立った足下へパスを出しても、そこから何かが生まれる可能性は皆無なわけで。みんなでもっとデコイな動きをしないと、相手守備を崩すことなどできないですよ。


なんのアイデアもなく漫然と攻めてはカウンターを許すも失点を免れたのは、DF陣の踏ん張りではなく、広島の決定力不足のためです。

最後にはその差が出たのですが、そんなイライラばかりが募る前半に、ブーイングが起こるのも当然かと。



後半、西澤に代えてセルを投入したことで、

---エジ--高原---
原口---ポンテ--セル
-----啓太-----
峻希-闘莉王-阿部-暢久
-----都築-----

な感じに。実際はポンテが下がり気味になってゲームを作っていく形でしたが、「啓太。頼む。チームのために死んでくれ」フォーメーションであることには変わりなく。


レディースの対ベレーザ戦 にも書きましたが、ホント、相手の攻めが似ていました。そして、試合の流れも似ていました。


後半開始直後はまだまだペースを握っていた広島ですが、柏木の大爆笑空振りあたりを機に、運動量が減りだし、そんな中で追加点をがっついてしまったがため、前がかりになりすぎ、偶然にも阿部のクリアが直接高原にまで渡ると、カウンターからエジが決めて同点。

エジ・高原に対して、残ったDFが2枚になるというミスを犯した広島の自爆ともいえるシーンでした。おそらくこれが上位にいけない理由なんでしょうなぁ。


ラッキーな同点弾が生まれてからは浦和ペースとなり、またもカウンター気味から切り込んだ高原をストヤノフがカニばさみで倒してPK獲得。たいそうご立腹のストヤノフでしたが、今の時代、あれはPK取られますって。


そしてこの時、俺の携帯に「あれはPKじゃねぇだろ。岡田に金でも渡したか?」という一通のメールが届きました。だからかはわかりませんが、無実をアピールするかのようにエジが外してくれ、「見たか! きっちり外してやったろ! 誰が岡田になんぞに金渡すかボケェ!」と試合終了後に返信させていただきました(w


徐々に勢いは増してきたものの、まだまだ攻撃の形がハッキリ見せられない浦和にとって、このPK失敗はイタすぎましたが、その数分後に、FKからエジが汚名返上のヘディングシュートを決めて逆転。

橋内が「やってもぅたぁ~」とピッチにつっぷしてましたが、闘莉王とエジのフェイントに見事ひっかかって、フリーにさせちゃったんですから、そりゃショックですわね。

そして、浦和の攻撃陣はあれだけ余裕があれば確実に決めますよ。

これが広島との差なんでしょう。なんというか、広島はヤンチャがすぎる若手集団で、集中が持たないといいますか、考えが足りないといいますか。あれでゲームコントロールする力を身につけたら、優勝争いにも絡めるのでしょうが、柏木のむさ苦しいヘアスタイルが続く以上、それは難しそうです(w


最後は堀之内を投入してからくも逃げ切りに成功し、単独2位に浮上しました。


が、自ら作り出した流れは皆無で、思い切り個人頼みの得点だったのは、まるっきり去年の浦和です。そして今回も広島の自爆に助けられた観は否めず、もっと大人なチームと対戦すると完敗を喫してしまうのは明らかかなと。


なので、今回も「We are Diamonds」は自粛。

これまで書いてませんでしたが、実は今シーズン、あまり「We are Diamonds」を歌ってません。昨季の天皇杯vs.愛媛戦の件があるので、勝ち試合でも、納得できない印象が強ければ、歌わないことに決めています。

「クソ内容でも勝てば万事OK」な姿勢が、結果として何をもたらしたか? 俺はその轍を踏みたくないと思っているので。



シーズン折り返し地点で思うことは、変革期初年にあって、よくやっているという思いがある反面、最終節で鹿島と互するには、足りない面が多々あることを痛感させられた前半戦でした。

少なくとも、たとえ負けたにしても、広島のように“らしい”フットボールが見られる状態にならないと、優勝争いには食い込んでいけないでしょうね。


そして、実力あるレギュラー陣と、吸収早いユース組に挟まれた、西澤を始めとする若手たちは、このままシーズンを終えてしまう可能性も感じました。

チームに所属する選手全員に、さらなる奮起を期待しつつ、後半戦の巻き返しに期待したいと思います。