2009シーズン 第16節 vs.モンテディオ山形【TV観戦】
モンテディオ山形2-3(前半1-1)浦和レッズ
得点者:24分古橋(山形)、44分エジミウソン(PK)、47・82分高原、79分宮崎(山形)
入場者数:20,102人
---高原--エジ---
原口--------セル
---細貝--啓太---
永田-阿部-闘莉王-峻希
-----都築-----
HT:永田→西澤
HT:原口→ポンテ
84分:セル→堀之内
---長谷川-古橋---
宮沢--------廣瀬
---秋葉--渡辺---
石川-小原--レオ-宮本
-----清水-----
HT:廣瀬→北村
57分:古橋→佐藤
74分:秋葉→宮崎
神戸を封殺したものの、DFラインの脆弱さは改善されていないまま突入した山形戦。結果としては逆転勝ちしましたが、この試合のような内容のままだと、優勝はもちろんのこと、来季ACL出場も危うくなってくるかもしれません。
山形は、身の丈にあった戦術で、DFとMFの4枚を同じ位置においての8枚守備でした。DF4枚とMF4枚がしっかり引くため、ボールを回しづらい印象です。とはいえ、チェック自体はハイプレッシャーではなく、エジや高原、セルあたりに楔のパスは入るのですが、崩し切るまでには至らず。
この日出場した両SB、永田・峻希は攻め上がりを期待されているのは明白で、そこそこ高い位置を取れるのですが、山形はそれを見越して、攻撃時にはSHを張り付かせ、守備に不安のある永田・峻希を狙うカウンターの起点にされました。
おまけに前線、中盤ともチェックが足らず、カウンター発動をやすやすと許してしまいます。暑さ対策でペース配分を考えているのでしょうが、だからといって、チェックを怠っていいということではないはず。セルは相変わらずセル。加えて、今日は原口も赤点出来。なんだかセル化しているようで心配になりました。
そして前半24分、セルがチェックを怠り、石川の上がりを許し、宮沢のシュート気味のパスが古橋に渡って先制点を奪われます。オフサイドかなとも思いましたが、詰めの遅さと、ラインが古橋を見失っていた時点で、すでに終わっていたといえます。
これで幾分目の覚めた(であろう)浦和は、守備の出足も少し改善され、細貝も攻撃に絡めるようになり、啓太も展開に参加していきますが、闘莉王のヘディングはポスト、高原の左足はミートできず、エジのダイレクトボレーは宇宙開発で決めきれず。
こりゃ、HTでフィンケ監督怒り出すんじゃないかな? と思っていた前半終了間際、FKからPA内で闘莉王が後ろから押されてPKを獲得。ぶっちゃけ「あれでPK取られたらDF何もできねぇよ」という感じではありましたが、エジがGKの届かない右スミに決めて同点で折り返します。
この日は、山形サイドの声がよく拾われていて、PKを取られた後、小原の「なんでよ? なんで?」という声や、HTで選手が引き上げる際、小林監督の「セレッソの時もだったろ? セレッソの時もPK取ったろ?」って音声が入ってて面白かったです。
調べてみたら、2008年9月20日のvs.セレッソ大阪@長居で主審を務めていたのが、この日の主審でもあった松尾一でした。山形はこの試合、1点リードしていた63分にPKを取られてるんですな。しかもファウルを取られたのが同じ小原。これをジェルマーノに決められてドローに終わってました。
このとき山形は勝ち星に見放されていて、J2リーグ終盤に向かうにあたって、結構キツい状況だったようです。
話が逸れました。
後半。山形の狙いは浦和のDFラインの裏と両SBだったのでテコ入れ。またも炎上してしまった永田の位置に峻希を入れ(これもどうかと思いますが)、右に西澤を投入すると同時に、原口に代えてポンテを投入し4-2-3-1の形にしてサイドの起点を潰す作戦に。
これは効を奏し、中盤がよりコンパクトになって、MFとDFの間でボールが持てるようになります。山形はこれに見事に対応できず、マークがずれずれに。混乱をきたしている47分エジとセルがポストになって高原が抜け出し、右足ニア一閃!
GKとしてあそこでニアを抜かれるのは屈辱的といえますが、まがりなりにもブンデスで揉まれたSUSHIボンバーです。今の高原の調子のよさは本物ですね。代表に復帰しても通用するレベルのように思います。
攻めなくてはならない山形ですが、もともと遅攻での組み立てはそんなに得意とはしていないのでしょう。逆に浦和のカウンターの餌食に。FKを防いだ浦和は、セルがサイドへ開いて上がってきたポンテへ。エリア内で後ろから倒されますが今度はPK取らず。これがPKだろ、と思うも+-ゼロってことで。
ところが、浦和は「攻撃=多人数での局地戦」という戦術に囚われすぎているのか、リードしているのに、リスクを冒して選手がどんどん上がっていきます。3点目入れて息の根止めたいというのはわかるのですが、スタミナなくなる中でそこまでする意味はあまりなかったように思います。
案の定、またも山形の裏狙いを許すはめになり、かつ、峻希も西澤もお粗末守備を披露してくれ、79分には右からサイドチェンジ気味の放り込みを長谷川がヘディングで落としたところを、峻希の退却サボりで、フリーだった宮崎にヘディングで決められ再び同点に。
SBの1対1の弱さ。ファーでフリーの選手を作ってしまう緩さ。坪井がおらず、闘莉王が上がり気味で、DFラインが凸凹状態になっていたというものありますが、それにしても。今後対戦するチームは、間違いなく両SBを狙ってきますね。
山県の粘りは賞賛に値したと思いますが、地力の差か、オーバーペースが祟ったか、浦和が、左サイドから、峻希→ポンテ→西澤へとつなぎ、中央へ上がった闘莉王の(おそらくは)ミドルに高原が合わせて再度逆転。反応速度の速さは素晴らしかったです。
最後は堀之内を投入してなんとか逃げ切り。結果としては勝利でしたが、リーグ中断前から顕わになってきた守備の脆弱さは、節を重ねる毎に致命傷になってきている気がします。
神戸戦は相手の拙攻に助けられ、今回は地力の差でなんとかごまかせましたが、攻撃陣の調子が落ちてきたときには、再び横浜M戦のような醜態をさらすことになりかねません。
特に次節は細貝が累積出場停止。暢久が戻ってきたとしても、変わらずSB守備は不安点。そしてそれを広島が見逃してくれるとは到底思えず、レンタルでいいから、可及的速やかに補強する必要があるように感じます。
浦和がフィンケ監督と契約した理由の一つは若手の育成で、それはここまで一応の結果として出ていますが、だからといって、それを理由に中位に甘んじていいということでは断じてないはず。まずは、フロント×フィンケ監督×進藤ダイレクターで、膝をつき合わせて話し合ってほしいです。
得点者:24分古橋(山形)、44分エジミウソン(PK)、47・82分高原、79分宮崎(山形)
入場者数:20,102人
---高原--エジ---
原口--------セル
---細貝--啓太---
永田-阿部-闘莉王-峻希
-----都築-----
HT:永田→西澤
HT:原口→ポンテ
84分:セル→堀之内
---長谷川-古橋---
宮沢--------廣瀬
---秋葉--渡辺---
石川-小原--レオ-宮本
-----清水-----
HT:廣瀬→北村
57分:古橋→佐藤
74分:秋葉→宮崎
神戸を封殺したものの、DFラインの脆弱さは改善されていないまま突入した山形戦。結果としては逆転勝ちしましたが、この試合のような内容のままだと、優勝はもちろんのこと、来季ACL出場も危うくなってくるかもしれません。
山形は、身の丈にあった戦術で、DFとMFの4枚を同じ位置においての8枚守備でした。DF4枚とMF4枚がしっかり引くため、ボールを回しづらい印象です。とはいえ、チェック自体はハイプレッシャーではなく、エジや高原、セルあたりに楔のパスは入るのですが、崩し切るまでには至らず。
この日出場した両SB、永田・峻希は攻め上がりを期待されているのは明白で、そこそこ高い位置を取れるのですが、山形はそれを見越して、攻撃時にはSHを張り付かせ、守備に不安のある永田・峻希を狙うカウンターの起点にされました。
おまけに前線、中盤ともチェックが足らず、カウンター発動をやすやすと許してしまいます。暑さ対策でペース配分を考えているのでしょうが、だからといって、チェックを怠っていいということではないはず。セルは相変わらずセル。加えて、今日は原口も赤点出来。なんだかセル化しているようで心配になりました。
そして前半24分、セルがチェックを怠り、石川の上がりを許し、宮沢のシュート気味のパスが古橋に渡って先制点を奪われます。オフサイドかなとも思いましたが、詰めの遅さと、ラインが古橋を見失っていた時点で、すでに終わっていたといえます。
これで幾分目の覚めた(であろう)浦和は、守備の出足も少し改善され、細貝も攻撃に絡めるようになり、啓太も展開に参加していきますが、闘莉王のヘディングはポスト、高原の左足はミートできず、エジのダイレクトボレーは宇宙開発で決めきれず。
こりゃ、HTでフィンケ監督怒り出すんじゃないかな? と思っていた前半終了間際、FKからPA内で闘莉王が後ろから押されてPKを獲得。ぶっちゃけ「あれでPK取られたらDF何もできねぇよ」という感じではありましたが、エジがGKの届かない右スミに決めて同点で折り返します。
この日は、山形サイドの声がよく拾われていて、PKを取られた後、小原の「なんでよ? なんで?」という声や、HTで選手が引き上げる際、小林監督の「セレッソの時もだったろ? セレッソの時もPK取ったろ?」って音声が入ってて面白かったです。
調べてみたら、2008年9月20日のvs.セレッソ大阪@長居で主審を務めていたのが、この日の主審でもあった松尾一でした。山形はこの試合、1点リードしていた63分にPKを取られてるんですな。しかもファウルを取られたのが同じ小原。これをジェルマーノに決められてドローに終わってました。
このとき山形は勝ち星に見放されていて、J2リーグ終盤に向かうにあたって、結構キツい状況だったようです。
話が逸れました。
後半。山形の狙いは浦和のDFラインの裏と両SBだったのでテコ入れ。またも炎上してしまった永田の位置に峻希を入れ(これもどうかと思いますが)、右に西澤を投入すると同時に、原口に代えてポンテを投入し4-2-3-1の形にしてサイドの起点を潰す作戦に。
これは効を奏し、中盤がよりコンパクトになって、MFとDFの間でボールが持てるようになります。山形はこれに見事に対応できず、マークがずれずれに。混乱をきたしている47分エジとセルがポストになって高原が抜け出し、右足ニア一閃!
GKとしてあそこでニアを抜かれるのは屈辱的といえますが、まがりなりにもブンデスで揉まれたSUSHIボンバーです。今の高原の調子のよさは本物ですね。代表に復帰しても通用するレベルのように思います。
攻めなくてはならない山形ですが、もともと遅攻での組み立てはそんなに得意とはしていないのでしょう。逆に浦和のカウンターの餌食に。FKを防いだ浦和は、セルがサイドへ開いて上がってきたポンテへ。エリア内で後ろから倒されますが今度はPK取らず。これがPKだろ、と思うも+-ゼロってことで。
ところが、浦和は「攻撃=多人数での局地戦」という戦術に囚われすぎているのか、リードしているのに、リスクを冒して選手がどんどん上がっていきます。3点目入れて息の根止めたいというのはわかるのですが、スタミナなくなる中でそこまでする意味はあまりなかったように思います。
案の定、またも山形の裏狙いを許すはめになり、かつ、峻希も西澤もお粗末守備を披露してくれ、79分には右からサイドチェンジ気味の放り込みを長谷川がヘディングで落としたところを、峻希の退却サボりで、フリーだった宮崎にヘディングで決められ再び同点に。
SBの1対1の弱さ。ファーでフリーの選手を作ってしまう緩さ。坪井がおらず、闘莉王が上がり気味で、DFラインが凸凹状態になっていたというものありますが、それにしても。今後対戦するチームは、間違いなく両SBを狙ってきますね。
山県の粘りは賞賛に値したと思いますが、地力の差か、オーバーペースが祟ったか、浦和が、左サイドから、峻希→ポンテ→西澤へとつなぎ、中央へ上がった闘莉王の(おそらくは)ミドルに高原が合わせて再度逆転。反応速度の速さは素晴らしかったです。
最後は堀之内を投入してなんとか逃げ切り。結果としては勝利でしたが、リーグ中断前から顕わになってきた守備の脆弱さは、節を重ねる毎に致命傷になってきている気がします。
神戸戦は相手の拙攻に助けられ、今回は地力の差でなんとかごまかせましたが、攻撃陣の調子が落ちてきたときには、再び横浜M戦のような醜態をさらすことになりかねません。
特に次節は細貝が累積出場停止。暢久が戻ってきたとしても、変わらずSB守備は不安点。そしてそれを広島が見逃してくれるとは到底思えず、レンタルでいいから、可及的速やかに補強する必要があるように感じます。
浦和がフィンケ監督と契約した理由の一つは若手の育成で、それはここまで一応の結果として出ていますが、だからといって、それを理由に中位に甘んじていいということでは断じてないはず。まずは、フロント×フィンケ監督×進藤ダイレクターで、膝をつき合わせて話し合ってほしいです。