2009シーズン第10節 vs.柏レイソル | execute/Allez URAWA

2009シーズン第10節 vs.柏レイソル

柏レイソル2-3(前半2-1)浦和レッズ

得点者:11分エジミウソン、24分北嶋(柏)、38分石川(柏)、84分オウンゴール、87分エスクデロ
入場者数:32,854人

---原口--エジ---
直輝-------ポンテ
---啓太--阿部---
細貝-闘莉王-坪井-暢久
-----都築-----

HT:原口→高原
68分:直輝→セル
89分:ポンテ→堀之内


菅沼---北嶋---李-
--山根----栗澤--
-----杉山-----
小林-近藤--古賀-石川
-----菅野-----

56分:北嶋→大津
89分:栗澤→フランサ
89分:杉山→鎌田


ゴール裏で声を挙げているときは、ドーパミンやらエンドルフィンやら脳内物質が出まくっている気がして、指定で観ているときより細かな部分までを憶えていないので、うろ憶えな点もありますが、ご容赦を。


全体的には、よろしくない。非常によろしくなかったように思います。

まず、浦和のリズムを作り出す攻撃陣で動けていたのはエジのみ。原口、直輝、ポンテともに切れかけの電球のように、たまにチカチカといい動きが点灯するのみで後はほぼ沈黙。

特に原口は、サイドに張り付いてしまい、バランスを崩す一因に。HTでの交代は至極当然といえます。フィンケ監督から辛辣なコメントも出ていましたが、期待の表れとして精進してほしいです。


最初に書いた“非常によろしくない”は、前線に動きが少ないので出し所がなく、中盤でボールを奪われることが多かったことです。

浦和の相手は、二段構えの守備といいますか、中盤のパスの配給元へチェックするパターンと前線の選手(直輝、ポンテ)に入ったところで潰すパターンを使ってきます。前節の新潟戦もそういう感じだったのですが、新潟戦は中盤のチェックをかいくぐって前線にボールを収められていました。

そこでボールを奪われる分には、相手の攻めにも時間がかかりますから、脅威度という点では高くありません。

ところがこの試合では、前線が動かず、中盤がもたつき、ボールを奪われて速攻を出されてしまうことがありました。まるで鹿島戦のような感じ、とでもいえばいいでしょうか。


もう一つ、浦和が目指すコンビネーションフットボールは、ボールの周辺に、常に相手よりも多い人数を確保してパスを回していくというものです。これの利点は、ボールを奪われても数的優位で、すぐに相手へチェックに行けるという点です。

その数的優位もあまり作り出せなかったことも速攻を許してしまった原因の一つでした。すべては質の高い運動量の少なさからくるものだと思います。


で、浦和の場合、ここまでほとんど守備練習をしていないので、こういう状況になったときの対応があまり上手くありません。

柏の同点弾は、一瞬のスピードで坪井の前に入った北嶋の見事な動きで生まれましたが、その前の守備がいけません。またも一発で決めに行っちゃった細貝くんのスライディングがかわされてのセンタリングでした。

2失点目はクリアボールがフリーの石川の目の前に行ってしまったものですが、あそこまでマークがずれているのは、不運という言葉では片づけられないと思います。


後半に逆転できたのは、柏の自滅といいますか。

北嶋に変わって入った大津の快足で追加点を狙うもシュートシーンすらなく。坪井が踏ん張ってくれました。そして柏全体の運動量が少なくなるにつれ孤立状態に。

おそらく選手の気持ちとしては、後半途中から逃げ切りたい心理があったのでしょうが、選手交代で守備的にするわけでもなく、前半の形をダラダラ引っ張る間に、あれよあれよと逆転を許してしまいます。

後半の柏の出来で逃げ切れると踏んでいたのであれば、流れを読む力がなさすぎますね。慌ててフランサを投入しても焼け石に水というか、あの状況から同点にしろ、というのは、選手にとって酷な感じがします。


ただし、浦和にしても、得点の2つがセットプレー(CK)からで、直接絡んではいないものの、闘莉王の攻撃参加後に同点弾が生まれるという、困ったときの旧体質頼みとは決別してほしい想いはあります。同点にしても、サポの喜びが爆発しなかったのは、そういう意味合いがあるんじゃないでしょうか。


セルの逆転弾は、不格好なものではありましたが、よく詰めていてくれました。昨季のアウェイ鹿島戦で、達也の同点弾をお膳立てしたときもそうでしたが、ペナルティエリア内で力を発揮する選手なのかもしれません。

中盤に下がる上下の動きを求めるより、トップ張り気味に両サイドに開かせる左右の動きを求める方が合っているのかもしれませんね。


さて次節は、カウンターの切れ味はJトップクラスの川崎戦です。9節ではCBの寺田が横浜Mの坂田に当たり負けする情けないシーンも見受けられましたが、どうなるでしょうか。

なんといってもポイントは憲剛を抑えられるか。そのためには、相手のいい形でボールを失わないこと。そのためには、前線の動き出しとタイミングよいパス出しが必須です…………ちょっと不安だったりします(苦笑