なでしこ2009シーズン第3節 vs.岡山湯郷Belle | execute/Allez URAWA

なでしこ2009シーズン第3節 vs.岡山湯郷Belle

※「GGR」を見て柳田選手の得点シーンに違いがあったので、修正させていただきました。ウソ書いて、すみませんの世界ですm(_ _)m

浦和レッズレディース3-2(前半2-0)岡山湯郷Belle


得点者:15分・柳田、20分・柳田、76分・加戸(岡山)、78分・北本、80分・加戸(岡山)
入場者数:642人


---安藤--北本---
後藤--------柳田
---庭田--熊谷---
竹山-矢野--西田-土橋
-----山郷-----

70分:竹山→岩倉
76分:庭田→高橋
82分:安藤→窪田


---加戸--有町---
中川千------中川理
---中野--松田---
伊波古-秋葉-武者-井関
------岸------

82分:岸→福元


雨と男子の千葉戦とも重なり、観客は642人でした。ええ、楽に屋根付きシートに座れましたよ(苦笑


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(いや、しかし、ビックリしましたね。キックオフ時間の間違いに気がついたときは。おかげで、浦和駅から駒場まで歩が進む進む(笑 15分かからず着けましたよ)



開幕2連勝でいずれも無失点と、好調な中迎えた岡山湯郷Belle戦。メンバーは固定したままです。


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試合は、序盤から浦和がボールを回していきます。やはり、地力の差はありますから、湯郷はカウンター狙いなのでしょう。ただ、チェックが遅いため、潰せるポイントを見つけられません。


よく見受けられたシーンが次のような感じ。

レッズレディースは最終ラインの矢野がボールを保持し、組み立てていこうとします。そこに有町がフォアチェックに行きます。矢野から見て右斜めから入ってきますから、空いている左SBの竹山に渡します。

すると、今度は中川理が後藤へつながる縦のラインを切りながら竹山にチェックへ向かい、フォアチェックにいった有町もそのまま挟み込むようにチェックしにいきます。そうなると、竹山は庭田に出すか前へ放るかしかなくなり、確率高い庭田に出します。

こういったサイドへの追い込み方だと、この庭田に入るところで奪ってカウンターを狙うのが目的となるはずなのですが、ここへのチェックが遅いんですね。これは逆サイドでも同じでした。


全体的にボランチ2人のバランスが悪かった湯郷は、中盤でボールを奪えず、浦和としては楽に回せる結果に。

そこから、これでもかというくらい「北本 or 安藤の楔」→「落として庭田(たまに熊谷・竹山)」→「楔で作ったスペースに走り込む後藤(残ったFWが入るケースも)」→「庭田(たまに熊谷・竹山)からパス」という形を繰り返します。

いわゆるレッズレディースのテッパンというやつでしょうか(笑 先制点もこの形から生まれました。


ボールを受けに下がってきた安藤に意識を奪われたDFの裏を北本が走り、矢野からのフィードに抜け出します。折り返したボールに後ろからつめたフリーの柳田へ。シュートが相手DFに当たってコースが変わり先制。


20分の追加点も同様でした。
竹山から下がってきた北本へ。北本がそのまま竹山に戻し、北本が下がって空いた裏のスペースへ後藤が走り込み、竹山がスルーパス。後藤の折り返しを、同じく柳田が、
本人曰く「右足だったのでいい感じで足が固まった」シュートで、今度はキレイにゴール。

この楔へのルートを消すのもボランチの仕事ですから、湯郷の守備につまづきがあるということですね。


31分にはCKからの混戦で誰かがシュートを放ち(見えませんでした)、一瞬ゴールラインを割ったかとも思ったのですが判定はノーゴール。珍しく安藤が血相を変えてアピールしてましたが、あれ、入ってたんでしょうね。だって線審さん、最終ラインに合わせて上がってて、その瞬間ゴールライン上にいませんでしたもん。


一方、湯郷の攻めは驚きの4トップです。両中川選手は位置でいうとSHになるのですが、FW登録の選手で、この2人が攻めに転じるとトップと同じ高さに張るんです。フォーメーションでいうと3-3-4。

確かにそうすれば数の上では、レッズレディースのDFと同数になるんですが、ポストプレーに長けているわけでもなし、裏への飛び出しがあるわけでもなし、で、ほとんど機能せず。

おそらく、4トップになった場合、レッズレディースと同じようにトップが下がって楔になって、空いたスペースに走り込む、という形や、逆サイドに振ったときに、選手を余らせて素早く攻めることを目指していたのでしょうが、レッズレディースが中盤でしっかり守備をすると、最終ラインからの放り込みしか手が残されておらず、チャンスすら作れませんでした。


で、前半終了。試合後インタビューで村松監督も手放しで褒めたほど、完全にレッズレディースが支配した45分を終え、「こりゃ祭りになるかも!?」と期待を抱いて迎えた後半。その想いは見事に打ち砕かれました(笑


後半が始まると、前半が嘘のようにパスが回りません。湯郷の守備が、レッズレディースFW陣の動きに喰らいついていけるようになったのと、カバーリングの意識が高まったのと、チェックが有効に効き出した点が挙げられると思います。

前半よりも少し高い位置でボールを奪えるようになった湯郷に対し、前半同様、きちんと守備ができていれば問題なかったんですが、特に熊谷の動きが悪くなり、ラインが下がってしまうようになります。う~ん、シチュエーションが変化して混乱してしまったのでしょうかね。途中で監督からも指示が出されていました。


レッズレディースのようなワイドな4-4-2の場合、最終ラインとボランチの間にどうしてもスペースが空くので庭田に比べて守備の比率が高い熊谷がケアしなければいけません。相手は4枚上げてくるから最終ラインは迂闊に前へ行けないし。

前半は攻められなかったので問題はなかったのですが、後半、中盤でボールを奪われるシーンが出てきたときに、熊谷はバイタルエリアのケアを優先していたように見えました。結果、ボールホルダーへのチェックが遅くなり、ボールを前線に配球されてしまったように思います。


65分あたりから、柳田と後藤がポジションチェンジして変化をつけ、流れを引き戻そうとしますが上手くいかず、70分の竹山→岩倉の交代を機に、わずか5分間だけで元通りに。


そのまま湯郷ペースで試合が進み、76分にCKから加戸にヘディングを決められ1点差に。加戸の前(中央からニア寄り)にいた2人が囮となってDFを引きつけ、空いたスペースに加戸が飛び込むという、こちらもCKの典型といえば典型。


このままズルズルと湯郷ペースになってしまうかと思いきや、わずか2分後に、またもや、安藤が下がってきた隙に後藤がSB裏へ飛び出し、北本がマイナスのセンタリングを受け、相手DFをかわしてしぶとくシュートを決めてすぐさま引き離します。湯郷ベルさん、前がかりになって完全に油断してましたね。


ようやく落ち着けるな、と思ったら、またまたその2分後、チェックの遅さから自陣深くまでボールを運ばれ、最後は加戸に決められてしまいます。DFの枚数は足りていただけに、悔やまれる失点です。


これで浮き足立ってしまったレッズレディース。残り時間10分を切って、1点リードしているのに、無造作に最終ラインからFWヘ放り込む、リードしているチームとは思えないプレーをしちゃいます。あそこは、ゆっくりボールを回して自分たちのリズムを取り戻すべきでしょう。


最後はなんとか逃げ切って開幕3連勝と相成りましたが、マリーゼ戦も苦戦していたそうですし、男子と同じく、攻撃ではよい動きができる反面、守備のディシプリンがはっきり決まっていないような印象で、優勝への道のりは、そう簡単ではないというのが実感でした。


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ともあれ、シーズン序盤に課題が見えてラッキー、とポジティブに捉えたいですね。そこを修正できれば、また一つチームとして強くなれるのですから。

次節は、昨季一度も勝てなかった相手=INACレオネッサ。JEFL相手に3失点して開幕戦を落としてはいますが、油断は禁物です。というか、レッズレディースからすればチャレンジです。


是非とも頑張って雪辱を晴らしてください!