大阪のディープな街にある同じ関連会社の温浴施設に
配属される事になった私。
受付の仕事をしながらボディケア(もみほぐし)、足ツボ、
オイルマッサージ(やり直し)の講習が始まりました。
オイルマッサージ(やり直し)の講習が始まりました。
講習担当の鍼灸師の先生にボディケア(もみほぐし)の
やり方を教えてもらうのですが、
オイルマッサージは"面"で捉えるとすれば、
ボディケア(もみほぐし)は"点"で捉えると
説明したらよいでしょうか?
"点"
いわゆるコリやツボを捉えないといけないのですが、
そのコリやツボが全くわからない

探せない

それと、その当時はまだ若かったので肩こり、
腰痛がなどの体の不調がないので、
揉まれても気持ち良さがわからない

このことを正直に鍼灸師の先生に言うと
先生「佐野さん、気持ち良さがわからないのは致命的だよ」
私「えーっ。致命的...

先生「肩こりとか腰痛がなくてマッサージが上手な
人って見たことないからね」
私「......。」涙目
先生「まあ、言ってもしょうがないから頑張るしかないね」
半分、匙を投げられて絶望的なのと、
練習で揉みすぎて親指に激痛が走ってつらくてつらくて、、、
親指が痛いアピールを先輩方にすると
先輩「親指は痛くて当たり前!1年間はずっと痛いよ。」
私「1年間も、、、
」

こんなに自分の体を酷使して人を揉まないといけないの?
アロマテラピーの学校では自分が気持ちいいと思える
マッサージでないとお客様に気持ちいいと思ってもらえませんよ。
って習ったのに、、、
オイル マッサージとボディケア。
いわゆる西洋と東洋のマッサージの考え方の違いに
私もしばらくは折り合いが付けられず悶々とした
思いを持ちながらレッスンするのでした。
『でも、この悶々とした思いや辛い体験が今の私の
技術や体を酷使しなくても出来る施術を教えたいと
いう信念になっているのです!
(痛い...つらい...しんどい...という思いを持ちながら、
やはりいい技術は出来ないのです)』
レッスンを初めて1ヶ月。
ようやく30分コースだけお客様に入れる許可が下りました。
ドキドキ、、、どんなお客様だろう?
「よろしく~しっかりもんでや~」
私の初めてのお客様は、風呂上がりの角刈りの
まさにTHE 大阪のおじさんだったのです。
(ドラマのような話ですが全くもって嘘偽りない本当の話です)
そして、次回に続く…