眠い。

ああ、眠いさ。

そうさ、眠いとも。

セックスもほどほどに、出した精液を拭き取り、そそくさとベッドに潜り込む。
いつもなら、終わったあとでも、ラブラブムードを漂わせ、
ふたりで朝方までとりとめのない話をしたりもするのだが、
そんなことは、もうどうでもいい、とにかく眠いんだ。眠らせてくれ。
眠る時は、ひとは皆孤独なものさ。

と、まあ、寝ボケた状態でいつも思い出すのが、
自分の寝相の悪さが原因で別れた話。

あれも、ちょうど今時分のことだったと記憶しておるのだが、
当時、まだ10代だった自分は、ひとまわり上の女性とつきあっていた。

半同棲状態で、ごはんも食べさせてもらったりして、結構いいご身分。
セックスも、かなり相性がよかったので、文句のひとつも出なかった。

ところが。

ある日気が付いた。彼女のカラダに無数のアザが…

DV?;;;

んなわきゃない。自分以外のオトコとつきあうヒマもないだろうし、
当の自分も暴力なんかふるうことはない。

じゃあ、なんなのさ!と逆ギレちっくに問いただしてみると、
反対に、彼女に激しく逆ギレされてしまった。

原因は、自分の寝相が悪かったためらしい。
な、な、なんと寝ているあいだに、彼女に激しく膝蹴りやらひじ鉄を食らわしていたのだ。

アホな話だが、これがちょっとしたきっかけになって別れることになったとさ。
今から思うと、ちょっともったいないことしたな。

で、それ以来、その寝相の悪さがなおったのかとゆーと、なおってるはずもなく、
うだうだ文句言われるぐらいなら、ひとりで寝た方が気が楽でいいや、という話でした。