為替市場が落ち着いているとき、通常なら株価はさほど落ちないのだが、今回は株価の上値が重く、なかなか反転できない。中国との領土問題が日本経済に影を落としていると観るのが普通なのかもしれない。昨日はイオンの岡田社長が中国出店を継続する旨のコメントを出したが、日中の経済関係はさらに強固なものになると考えるのが妥当だろうから、一時的な感情にあまり左右されすぎないことが求められる。
もっとも、昨日はFリテイリングやソフトバンクの急落があったにもかかわらず、これまで売り込まれてきたその他の主力銘柄には上昇するものも少なくなかった。指数は意外にしっかりとしていたし、値ごろ感が出ている銘柄も多い。
このまま為替が落ち着き、NY市場がこれ以上下落しないとすれば(仮定だが)そろそろ日本株も反転してよい頃合だとも思える。ただし、今のところピンポイントの底打ちのシグナルはまだ出ていない。したがって、先物やオプションを買う時機ではない。現物株で安い銘柄から順次拾うべき局面だろう。
一方、新興市場では、これまで上昇ピッチの早かったガンホー、エイチーム、エニグモなどが急速に値を消してしまった。相場の地合いが悪いので、売りとなると利益確定売りが殺到しやすくなる。相場の地合いが好転すれば戻りも早いだろうが、すでに中期的な高値を取ってしまった銘柄もあるので、再び高値を奪還できるかどうかはその銘柄や運しだいだろう。