日銀による国債買い入れ10兆円増額も欧米市場では評価されなかったようだ。
ECBとFRBによる「無制限買い入れ」に比較すればたしかにそうなのだろう。ただ、米10年債の利回りを見ると「中期的な利回り上昇」を示している。QE3において米国債買い入れが省かれた影響もあるだろうが、米10年債券利回りはドル/円相場の根幹を成す要素であり、このまま簡単に「円高になる」とも言い切れない。
ユーロ/円相場はECB⇒FRB⇒日銀の金融政策と一巡したところでとりあえず材料出尽くし感が広がっている。ただ、金融緩和効果が出てくるのはこれからのことであり、このまま再びユーロ安あるいは株安の流れが出るとも思えない。
ユーロは押し目狙いでいいのではないか。
一方、東京株式市場は中国株下落やら足元で円高傾向にあることなどから調整含みの展開になっている。本日は投信の設定などもあり、下値では押し目買いから下げ渋る展開になりそうだが、中国関連株など主力株はいかにも手掛けづらく、来週からは値動きのいい銘柄や仕手系材料株が賑わう展開になりそうな予感である。