NYダウは3営業日連続で13000ドル割れを試したがいずれも失敗した。13000ドルを割れると押し目買いが意識される動きのようにも見えた。米国の景況感が悪くないのが買いの根拠なのだろう。それよりもこの相場を特徴付ける金余りバブル相場がそうした風に指数を演出しているだけなのかもしれない。
この辺りはよく分からない。
NYダウは日足一目均衡表の基準線が13000ドル付近にある。ここが維持されてしまうと再び上値トライに入る。しかも、波動を見ると小勢波がほぼ陰の極であり、週明け以降に悪材料が出なければ、戻りを試す時間帯に入る可能性は高い。週明けの月曜、火曜頃にNYダウが急騰しても不思議はないタイミングと言い換えてもいい。
こういう局面では「株の空売り」は失敗するケースが多々あるので止めた方がいい。流れはまだ株安に変わったわけではないからだ。ただ、これまであった強い上昇基調が徐々に失われていることも事実。上値が重い状態なのだが下値も堅い。そういう印象の相場つきだ。
NYダウが週明け上昇すると仮定すると、そのNYダウに対する相関係数が高い「豪ドル/円」が短期的に買い妙味があるかもしれない。ただ、豪ドル/円のチャートを見ると9-13日MAを割り込み、また19-21日MAをも割り込んでいる。こうした場合は上で買った投資家の戻り売り圧力はかなり高いと想像されるので、時間足などを見ながらのデイトレードを選択せざるを得ないだろう。
米国債は2年物、5年物、10年物といずれも上昇した(利回りは低下)。債券利回りの低下がドルを押し下げた(=円高)わけだが、ファンドが本気で債券を買っているとは思えず、債券先物をショートした筋が持ち高調整で債券を買いなおしたのではないかと推察している。したがって、素直に米国債利回りが低下するとは思えず、ドル安の流れが簡単に作れるとは思えない。
つまり、ドル/円で言うと、一方的にドル安・円高が進むことは難しいような印象だ。ドル/円は82円割れ水準から83円付近で当面揉みあうのではないかというのが基本シナリオ。ドル/円は82円割れから押し目買いに入りたいというのが個人的な考えである。
なお、今回の「小波乱」の原因は中国と欧州の景況感の悪化だと市場では言われている。しかし、それは多くの投資家の知るところであり、今更蒸し返してくるのは「利益確定売り」の口実に過ぎないのではないかと考えた。昨日のVIX指数を見ると、4.82%下落して14.82である。一体どこにリスクがあるのかと言わんばかりの数値ではないか。